もうすぐ消えてしまうあなたへ
暑い。寝起きで体が汗でベタべタだ。気持ち悪い。 見慣れた病室を見る。これで何回目だろう。病院は嫌いじゃ無いけど、何回も入院するのは嫌だなぁ。 ガチャ 「愛菜ー遊ぼぜー」 「優斗」 私と同い年の優斗が入ってきた。あんな元気な優斗が病気なんて考えられない。私より重いのに。頭に帽子を被りながら、笑顔で言ってくる。 「でも、もうすぐでお昼ご飯の時間になるよ」 「それまで遅ぼうよー」 「ええー、ちょっとしか遊べないよ?」 「いいの!」 「もうー。分かったよ。少しだけね」 「やった!」 私と優斗は病室を出て、みんなで遊べるような場所に来た。 ここには病気で入院している子が沢山いる。一日中病室にいても楽しくないから、ここにみんな来る。 「何して遊ぶの?」 「トランプとか?」 「またー?」 「だって面白いじゃん」 「優斗。遊んでばかりじゃなくて、少しは病室にいた方がいいんじゃ無いの?」 「、、、だって、楽しく無いもん」 「はぁー、じゃあ、トランプしよ」 私だって分かってる。病室は何にもないし、みんなの楽しそうな声が聞こえてくるのが苦しいのは。でも少しでも優斗には体を良くしてもらいたい。 優斗は私がここにくる前からいる。最初見たときはすごく明るい子でほんとに病気を持っているのかって思った。きっとみんなの前では明るくしているけど、一人になると寂しくなってしまうんだろう。 キーンコーンカーンコーン 「あっお昼だ」 「ええーもうお昼?」 「じゃあ、私戻るね」 持っていた手札を置いて病室へと戻る。ベットの上へ乗って、さっきと同じ位置に着く。 「ご飯持ってきたわよ」 「ありがとございます」 食べ慣れたご飯。美味しいけど、親のご飯が食べたい。 夏も終わり、秋が始まった。病室の窓から見える紅葉がすごく綺麗で癒される。私の体調良くなっていっているけど、優斗はどんどん悪化している。あんなに遊ぶのが好きだった優斗が滅多に来なくった。 今日は満月。少し遅くまで起きていようと思っている。 ガチャ 「優斗?」 久しぶりに見た優斗は以前見てた優斗とは変わり果てていた。なんか細くなった気がする。 「どうしたの?」 「今日って満月だろ?」 「えっそうだけど」 「一緒に見ない?」 「大丈夫なの?」 「うん、大丈夫って言ってた」 「そう、、、」 「愛菜の部屋でいい?」 「うんいいよ。じゃあ9時ぐらいにきて」 「うん。分かった」 そう言って優斗は帰っていった。急にどうしたんだろう。優斗って星好きだったっけ?でも、前とは明らかに違う。なんだろう嫌な予感がする。 「愛菜きたよ」 「優斗。無理しないでね」 「うん」 やっぱりおかしい 「優斗。何か私に隠してる?」 「、、、俺もうすぐ消えるんだ」 「、、、えっ?」 えっどういうこと?消えるって? 「怖いんだ」 「優斗、、、」 「いざ前にすると怖い、、、」 優斗は震えている。 「愛菜。俺愛菜のことが好きだ」 「えっ」 「どうせもう消えるし、でも、思いはちゃんと伝えようと思って」 「そんなこと言われたって、、、」 「分かってる。ごめん」 急なことでよく分からない。どうしたらいいの、、、 「じゃあ、帰るね」 何も言えなかった。私はこの事を後悔した。 その後の数日後、優斗は消えた。もっと、優斗のためにいろんなことが出来たはず。私は何をしていたんだろうと沢山後悔した。でも、後悔しても運命は変わらない。後から気づいたこと、私も優斗のことが好きだったんだ。優斗。私も優斗のことが好きだよ。あの時、パニックになって言えなかったけど、私も好き、大好き。一生忘れない。優斗の分も私は生きるよ。 あとがき 結構な長文を読んでくれてありがとうございます!愛菜と優斗の切ない恋愛です!ほんとはもっと沢山書きたいですが、ここまでで力が尽きましたw。
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優斗くんがもし生きていたら
こんにちわ!あいりです! すごい!つい読みいってしまいました。 優斗くんがもし生きていたら、2人は結ばれていたかもしれませんね。 そう考えると胸が締め付けられます