星って知っている?
僕が小学生だった頃、空を眺めていたら、「あれ、星っていうんだよ!」って 教えてくれたよね。「ふうん…」素っ気なく返事したけど、 ホントはもっと聞きたかった。星、だっけ 君が夢中で話すから、知りたくなったんだ。 「ねぇ」 君に声をかける。「どうしたの」 「ほしについて、教えてよ」 君は、僕にいろんなことを教えてくれた。その中で君が言った 『星になりたいな。』が一番気になったんだ。 中学生のとき、きみはこの世から去った。 事故だったんだってね。 相手は捕まったけど、許せやしない。 あと、君がなくなったと同時に「いじめ」が始まったんだよね。 いつか、精神的に追い込まれてた 夏休みの半ば、屋上で星空を見ていた。 あのときの話を思い出しながら 「会いたいな」 第一声がこれだった。 カッコ悪いって自分でもわかってた。 けど、本当だったから 今気づいたんだけどさ、きっと僕「恋」していたんだと思う 「まあ、会えるか」 嫌いなやつの顔を思い浮かべながらわらって、 「さようなら、君のいない世界。つまらなかったよ」 そう吐き捨てて 手すりから手を離した 「…会いに来たよ」 「星になりたいって、そういうことだったんだね。」 「好きです。そばにいて、ずうっと」 いま、星が光ってるでしょう? それは、今の僕とあの子です。