「精一杯生きるよ」
私は、昔から重い病気を患っていた。 余命が減っていく恐怖と戦うのが、どんなにつらいか。 夜空に浮かぶ星を眺める。 「時間なんて戻せないよね、バカみたい」 空に向かって言う。 時間を見る。夜の十一時。 鏡に映った姿は、自分でもわかるほどやつれている。 そう。ここは病院。 私は、内緒で詩を書いている。 今日もペンを走らせる。 「お父さんへ 私は病気だけど、頑張って生きてるよ 生きることに疲れたと言って 生きることをやめてしまう人もいるけど 私は頑張って生きるよ だから 私が死んでしまっても 生きることをやめないで 今、会いに行くって言って 帰ってこなくなったら 残されたみんなが悲しむよ だから 私は精一杯生きるよ 天国のお母さんと私より」 _朝_ 私がペンを持つことはなかったけれど、鳥がきれいな鳴き声で、チュンチュンとさえずっていた。 そのころ、お父さんは私の詩を読んで涙を流していた。 「詩織、美緒・・・」 やがて、お父さんは再婚した。 新しい家には、私の詩が飾ってあった。 私の詩は、お父さんがコンクールに出して、優勝した。 お父さんは、私のことをまだ覚えていた。 そして、お父さんに子供ができた。 その少し前、私は神様にお願いした。 「もう一度、〇〇」と。 お父さんの子供は、菜織と名付けられた。 その子は、菜織は、ある春の日に言った。 「その花、どうするんだい?」とお父さんが聞くと、 「おねいちゃんに、あげるの」と言った。 「いい子だね。お母さんが、カレー作ってくれるぞ。」 「やったー!」 「詩織も、カレー好きだったなあ」 お父さんがつぶやく。 菜織は、「おねえちゃんの好きなもの、みんな私と同じなの」 と言って、子供らしく笑った。 おしまい。 {解説} 菜織は、詩織ちゃんが転生?した子供だったから 好きな食べ物が全部同じだったってことです。
みんなの答え
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感動!!
里音です! なんか、感動した! 私、小説とか好きだけど、一回見た買った本よりおもしろかった! 「もう一度、〇〇」って、お父さんの子供に、とか? 解説がついてると、いろいろ想像できておもしろかった!
すごおい!
こんちゃっほー! むんだぞぉ! 本題 小説作ってくれてありがとうq(≧▽≦q) おもしろかった! 見やすいし! 僕も こんな小説作れる才能が欲しい、、、