もう少しあなたといたい
私は、環方美優(わがたみゆ)。 私は、毎朝の通学の時間を楽しみにしている。その理由は、通学に使っているバスに、好きな人が乗っているからだ。 彼の名は、藤原蓮斗(ふじはられんと)。スクールバッグに名札のようなものがついていたので、名前だけは知っている。藤原くんは、私が通う公立中学の近くにある、私立高校に通っているようだ。そこの制服姿がとてもかっこよくて、つい見惚れてしまう。普段は、一心不乱に本を読みふけっているが、たまに私の視線に気付くのか、顔を上げて私の方を見てくる。 (やだ、私ったら。「私の方を見てくる。」って。私を見たわけじゃないかもしれないのに。私が、自意識過剰なだけよ。) ある日の朝、大雨が降った。私が通学する時にはもう治まったが、雨の影響で電車が運転を見合わせた。なので、通学・通勤をする人々は、市バスやタクシーに殺到した。 私は、いつものようにバスに乗ろうとしたが、人が多くてなかなか乗れない。半分諦めて、私は、屋根のあるバス停付近のベンチに座ってスマホを見ることにした。 数分後、隣に誰かが座った。 「おはよう。キミも、バスを待ってるの?」 その人は、なんと、藤原くんだったのだ。突然、彼に話しかけられて、私は少し驚いた。 「あっ、おはようございます。私も、バス、待ってます・・・・・・。」 テンパって、意味不明な返事をしてしまった。 (あぁ、やっちゃったぁ。緊張して、上手く話せなかった・・・・・・。) そんな私を見て、藤原くんはくすっと笑った。 「僕は、藤原蓮斗。高校一年生。キミの名前は?」 「私は、環方美優です。中学二年生です。」 「へぇ、美優っていう名前なんだ。可愛いね。」 可愛いと言われて、顔がかあっと熱くなる。 私は、バスを待っている間、藤原くんとおしゃべりをした。 (あっ、そうだ。私、言ってみたいことがあるんだよね。「雨が止みませんね。」これは、「もう少しあなたといたい。」っていう意味らしいの。友達から聞いたんだ。) 「藤原くん、雨が止みませんね。」 「あぁ。雨、なかなか止まないな。このままだと、学校に遅刻するかも。」 (藤原くん。もしかして、この言葉の意味がわかってない?) 相手が意味をわかっても恥ずかしいし、わからなかったら少し寂しい。 (複雑な気持ちだなぁ。だけど、一緒にいられるだけで嬉しい。) そう思い、私は雨が降り続ける空を見上げた。
みんなの答え
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花凛ちゃ!
スノ担、霊菓(れいか)だよ! ^_^挨拶省略^_^ 上手!!! めっちゃきゅんきゅんした!
すごい
こんちゃ!元抹茶グミの白桃ヨーグルトだよ♪はーちゃんって呼んでねー いつも回答ありがとうm(_ _)m ★本題★ すごい上手いね! 美優ちゃんのいろんな気持ちが伝わってきた! この後の展開が気になる~>_< また花凜ちゃんのし小説読みたいな☆彡 それじゃ、また会おうね、バイバイ(・◇・)/~~~