私は暗闇の道を歩き続ける
私には居場所がない。 この世界はわからないことだらけ。 見つけようとしても見つからないものばかり。 目の前に公園があった。 小さい子が遊んでいる。 笑顔ではしゃいでいる。 楽しそうだった。 でも、私は公園で遊んだことがない。 だって、・・・私の友達が見つからないから。 夜になった。 皆家に帰った。 でも私は公園のベンチに来て寝っ転がった。 私は家に帰らない。 だって、家がどこあるか分からないから。 ふと見ると、父と母、3姉妹が家族そろって楽しそうにご飯を食べているところが見えた。 親も子も幸せそうだった。 でも私は家族のところへ行かない。 だって、親も、兄弟姉妹もどこにいるか分からないから。 一夜明けた 目を覚ました。 誰かの声がしていた。 小学生一人が向かい側のベンチにいた。 寂しそうだった。 「勇太っーーーーー!」 勇太ってきっとあの子の名前だ。 勇太のもとへ6人の小学生が来た。 「太郎くん、寛人くん、瑠偉くん、恵ちゃん、穂香ちゃん」 1人1人名前を言っていた。 皆名前がある。 でも私は名前なんてない。いや、分からないだけ。 1人ぼっちの私。 友達も知らない、家も知らない、家族も知らない、名前も知らない。 今私が歩いているのは光なんてない、暗闇の道・・・・・・。 なんていうか、寂しいっていうか、悲しいっていうか・・・・・・。 その時だった。 6人の小学生が私のほうを見た。 「誰だろう、あの子」 「俺知っている、ずっと1人でいるよ」 「変な子ね」 「あの子何も分からないみたいだよ」 「「「「「「そうなの!!!」」」」」」 「僕たちと同じ年っぽいね」 「ねえ、気のせいだと思うけどアイツ、美緒に似ていない?」 話し声が聞こえてきた。 多分私のことだ。 【美緒】・・・・・・・・ 『美緒』って言葉が私を追いかけている気がした。 『勇太、太郎、寛人、瑠偉、恵、穂香】 どこかで聞いたことのある名前だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんな馬鹿な。 私って誰だろう、ここはどこだろう。 自分を探すために生きている。 ーーーーーーーーーーーーーー変な生き方ーーーーーーーーーーーーーーーーー でも今、暗闇の道に【キラリ】って光が一瞬光った気がした。 気が付いたら6人の小学生が私の前にいた。 そして口を開いた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・