毎年_巡る____
今年も秋がやってくる。 いのりに来る人は寒さのせいか減ってきた。 けど、毎年この時期になると来る子がいる。 小さな女の子だ。 今年も近所の公園で拾って来たであろう、 どんぐりや松ぼっくりをカバンに入れている。 このこは一週間開くとまた神社にやってくる。 時々10円賽銭してくれる。 なんだか、見てるとほっこりするんだよね。 _________________ 冬になった。 その子は来なくなった。 ある日、受験できたであろう学生たちが 「おい、四歳の女の子が雪で滑って 崖から落ちたらしいぜ・・・」 って言っていた。 私のところにくる女の子も四歳くらいだ。 たまに挨拶もしてくれる。 私は、怖くなった。 神社の人に話をして、 1日外出できるようにした。 空からかっ飛ばして飛んでいく。 雪が弾丸のように大きく、勢いよく位置ていた。 ついた。火葬場だった。 こっそり。遺体の顔を覗き込んだ。 その、女の子だった。 ああ___神様なんていないんだな。 その日から、私は一人前の神様になった。 忙しくなって、外出もできないけど、 時々の休みであの子に挨拶をしにいく。 もう理不尽な事故が起きないように。