短編小説みんなの答え:0

5人の友情、7人の団結

俺は加藤誠(かとうまこと)、中学1年生。俺には小学校の頃から親友の鬼澤勇祐(おにざわゆうすけ)と大森健太(おおもりけんた)という大切な仲間がいる。 俺たちは小学校のマラソン大会でいつもTOP3を独占し他のみんなを圧倒してきた。そんな俺たちは中学校に入学した。クラスは全員バラバラだったが友情が途切れることはなかった。そして3人とも自分の足に更に磨きをかけるため陸上部に入部した。そこで松井覇次芽(まついはじめ)と會澤悠輝(あいざわゆうき)に出会った。2人も足に自信があり小学校ではトップクラスの実力者だったようだ。 そしていよいよ初めての練習、先輩たちと一緒に走った。しかし先輩たちとの差は歴然。ここで俺たちは現実を突きつけられた。そんな簡単に抜けるほど甘くない。そう思っていたが想像以上だった。それでも負けじと俺たちは練習した。 総体の日、健太は1年男子1500m、覇次芽は800mに出場したが俺や勇祐、悠輝はスタンドで応援だった。健太は1年だけのレースだったからかそれなりについていけていたのだが共通種目に出場した覇次芽は全くと言っていいほど前についていけなかった。覇次芽は終わって 「今までと明らかにレベルが違う、このままでは勝てない」 そう言った。 時は経ち、最後の総体が終わった。種目は違えど俺たち5人は県大会に出場した。そして駅伝大会の時期になった。俺たち5人に2年生2人を加えた計7人のチーム、俺たちは絶対優勝するつもりで毎日練習した。 あの1年の時に経験した絶望とは違う、栄光を掴みに行く!そう決めてタスキを繋いだ。入学してから今までこの5人で切磋琢磨してずっと練習に励んできた。その努力を地区大会なんかで終わらせたくなかった。 いよいよ当日、スタートした。1走は覇次芽。どんどん飛ばして上位につけた。覇次芽から繋がり始めたタスキがどんどん繋がっていく。最終7区。俺に2位でタスキが繋がった。その差は5秒。辛い。苦しい。なかなか前を走るランナーが抜けない…残りは少ない。抜くならここ!そう思い一気に抜かした。そのまま走れ、そのままゴールしろ!心で呟いた。その時、 「誠、ラストだ!全力で飛ばせ!!」 あいつらの声が聞こえた。そのまま1位でゴール!3年間憧れ続けた駅伝で1位でゴールした。みんなで抱き合い喜び合った。この1位でゴールすると言うことはこの5人の友情と7人の団結がなければ成し遂げられなかったものだろう。俺はこの6人に感謝すると共にこいつらと走れてよかった。こいつらに出会えてよかった。そう思った。 そして迎えた春、俺たち5人は推薦で同じ強豪校の陸上部に入学した。これから新たな挑戦が始まる。 「これからも一緒に頑張ろうな!」 みんなでそう誓った。

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