短編小説みんなの答え:0

百合注意!『私がいるのに』

いつの間にか好きになってた。 私…陽鞠は、幼馴染の望春が好きだ。私が恋心をいだいている望春は、生まれた時から片目が不自由だった。そのことで奇異の目で見られることは多々あった。 なのに望春は強かった。気にしてないかのように登校したり、部活動での大会で優勝へ導いたり。小さな体で頑張っていた。それを近くでずっと見ていた。愛しい。ずっと側に居て欲しい。そう思っていたのに。 高校にあがったとき、クラスメイトの宮園茜が気になっていると聞いた。望春からではなく、クラスメイトからだが。茜は同性の仲の良い友達だ、だけど私は望春が好きだ。これからどうすれば良い?。辛い。 今にも心臓が破裂しそうだ。いい意味ではなく、悪い意味で。ずっと側に居たのは私なのに。望春を守るために生徒会長もした。こんなに辛いと感じたのは初めてだった。 ~ この状況もどうすれば良い?茜が教室で女子に告白をしている。告白の相手は望春ではなく、隣のクラスの…緑川さんだ。 しかも、隣には望春がいる。廊下だからあっちは私達に気づいていない。今から二人でこの場から逃げ… 『あれ…?』望春がぽろぽろと涙をこぼしている。そりゃあそうだ、辛いに決まっている。 私は望春を抱きしめた。『ひ、まり…』泣いている望春をほっとける訳ない。 「…のに」『ひま…』「私がいるのに」 『え』望春はぽかんとしている。でも心なしか顔が赤い…?願望かもしれない。私は続ける。 「ねぇ望春。私は望春がずっと好きだったの。」 「私にしてよ。私と付き合って。」顔が熱い。きっと赤いんだろうな。けど… 望春の顔も真っ赤だ。

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