短編小説みんなの答え:0

生きなきゃいけない理由

環境は…いい…のに…。 お兄ちゃんとも妹とも仲はいい。親は仕事が忙しくて、あんまり話さないけど。 学校にもちゃんと通っている。友達もいる。 推しの動画も見れて、環境はとても良い。 なのに、、、 なぜこうなってしまうのだろう。 私は今、死の隣、ベランダの柵に座っている。 普通、「死んじゃダメだ」みたいなことを言うんでしょ? でも、なんで?人間はいっぱいいて、いすぎるぐらいで、 私なんかが居なくなったところで社会も世界も何も変わらない。 「お、おい!なにやってる?」 まただ。また止められた。 前回は双子の妹、夏に同じようなことを聞かれた。 今回はお兄ちゃん。 〈前回〉 「何やってるの?春奈。」 「夏…。」 「相談なら受けるけど。」 夏は大人びていて、私にとって、1番と言っていいほどの、相談しやすい相手だった。 相談すると、楽になって、まだもう少し、生きられるかなって思った。 〈現在〉 「…夏には相談、したんよ。」 お兄ちゃんは、何も言わない。言えないでいる。 ショックだった? ごめんね。 こんな私で…。家族を困らせる人で…。 なぜこうなったのか? 分からない。自分でも分からない。 家族のことが嫌い? そんなこと思ってない。 友達が嫌いでもない。 けど、ずっと憂鬱で…何かを嫌がっていて、気づいたら全てが嫌になってて、 「死にたい、消えたい」 「自分は恥でしかない」 「環境は良いのに、勝手に憂鬱になっているのは自分」 そんな考えで、脳や心が潰されていくような感じがして、苦しかった。 お兄ちゃんは、 「夏はなんて言った?」 と聞いてきた。 「死んでも良いよ」 答えたのは、私じゃない。 気づいたら、後ろに夏がいた。 夏は続けて言った。 「けど、周りのことを考えてくれよなって。」 「そうか。」 「あのな、春奈…」 お兄ちゃんは、私に向けて、話し続けた。 お兄ちゃんの話を聞いて、これからも生きていこうと思った。 まだ生きなきゃいけない理由は分からない。 けど、それは死ぬときに分かるかどうかも分からない。 だから、今は、推しと家族のために、生きてみようと思う。 いつか、生きなきゃいけない理由が分かると良いな。 *・゜゚・*:.。..。.:*・'終わり'・*:.。. .。.:*・゜゚・* どうでしたか? お兄ちゃんが言ったことは何か分かりません。 けど、皆さんに何かが伝わっていれば良いなと思っています。

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