身体が半透明なのは、
好きな人がいる。 もうずっとその人だけを見てるのに、あの人は私の気持ちなんて気づかない。 分かってるんだ。これがいわゆる 「叶わない恋」だってこと。ふふ、1年前の自分が聞いたら呆れて笑ってしまうような言葉だな、「叶わない恋」だなんて。 そう心の中で呟いていても保健室に向かう足は止まらない。 カーテンが誰もいないのにふわりと舞い、先輩の影のようなものだけが見える。 「今日も来たんだ」 そう言って笑う声は軽やかで私の頭の中をゆらゆら漂う。 私の顔が赤いのも、 もうこの世にはいられないのも、 きっと、全部、この人のせいだ。
みんなの答え
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おもしろいです!
文体がとてもきれいで淡く、キラキラしたこの子達の秘密を覗き見た気分です。 いろんな謎があってミステリアスな空気感も素敵です! また、 カーテンが誰もいないのに、というので存在してないのは先輩なのかな?と思ったのですが、最後まで読むと「え、どっちだ?…どっちの意味でも考えられるな」と思い不思議な読後感でした!