指先を。
私の名前は小野寺実咲、中学一年生だ。私は本格的にピアノを習っている。 「実咲ちゃんおはよう、今日もショパンにチャレンジしてみましょう」 「はい」 先生は優しく、だけど時に厳しく指導をしてくださる。 ーさぁ、今日もおしゃべりしよう。 ピアノの鍵盤に指をのせ、楽譜を見る。初見の演奏、うまくいかないかもしれない。 指先をピアノから流れる音の糸に絡めさせれば、私の指はきれいな音を奏でてくれるはずだ。 ポロン・・・・・・ だいぶゆっくりなスピードだが、心地よいメロディーを私は奏でる。 固まった心がほぐされる。指先は「糸」に絡まって、きれいに音を紡いでいく。 思わずうっとり目を閉じそうになった。やっぱり、ショパンの曲は最高だ。 ・・・・・・終わった。 はーっと息を吐いて、私は鍵盤から指をおろす。 まだ残る「糸」から指先を上手にとり、私は満面の笑みを浮かべた。 「いい曲ですね」 「あなたの演奏もいいわよ」 ありがとうございます、と微笑んだ。この瞬間が日々のどの時間より好きだ。 だから私はピアノが大好き。 この「糸」の連鎖に心酔して、どうしても抜け出せない。 「ピアノは私の人生です」
みんなの答え
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凄っ
良いです。 最高です。 糸の表し方とか最高です!
すごくいい作品! 表現が素敵
私もピアノを習っているから気になって読みました。この作品を読んだときにまず感じた感想は、表現が素敵だなと思いました。糸に絡まって綺麗に音を紡いでいくという表現の仕方は、真っ直ぐに私の心に響きました。今度ピアノを弾く時は、この小説のことを考えて私の指も糸に絡まった指で音色を奏でているんだと思いながら綺麗な音を出したいなと思います。
私と同じ…
どうもこんにちは獺(かわうそ)でーーす!!(8888888888…) 私と同じ! 私の人生を知らずに、私の人生とそっくりなのを書いてる!名前はもちろん違うけど。 私は、3歳の頃からピアノやってて、(本格的に)ピティナピアノコンペティションの本選常連です! 頑張ります!いいお話でした! 以 上 ~