短編小説みんなの答え:1

うそはいりませんか

あれは僕が小学校3年の終わりから4年にかけて約1年過ごした、ある静かな町での不思議な出来事だった。 転校してきたばかりの僕は、友達を作ることに少し疲れ、とぼとぼと放課後の見知らぬ町を散策していた。通りから少し奥まった人ひとり通るのがギリギリ程の薄暗い道に行き着いた。 (いつの間にかこんな所まで来てしまったな…。暗くなる前に帰らなくちゃ。)そう思ったとき、向かいの家にふと目に入った看板があった。 「うそはいりませんか」 (うそ…。うそって嘘?あの嘘か?) 気になってそっと中を覗いてみた。 そこには古い机があり、その上にノートとペンが置いてある。 静かにドアを開け、中に入ると、ノートの表紙に、 「うそは入りませんか」 「ここにあなたの叶えたいのと反対の事(うそ)を書いてごらん」 僕は不気味なこのノートにすごく怖くなってきたが、叶えたい反対の事を書いたら、もしかしたら叶うのではないか?という願望のようなものが頭によぎった。そしてノートにこう書いた。 「僕に友達なんか出来ないよ。」 それから僕のこの町での1年は、最高に素敵な親友が出来た。 それも数人だ。 あの家は今でもあるのだろうか。 うそを書いたら願いが叶う? 本当なのかたまたまなのか。 自信を失っている僕に手助けしてくれた何か、なのか。 真実は分からないが、この歳になると叶えて欲しい事がありすぎて、またもう1度あの家に出会いたいと願う自分がいた。

みんなの答え

辛口の答え

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理想と現実

こんにちはーのんです! あきおさんの小説読んでみて 主人公のもう一回あの家に出会いたい自分がいるという理想と、もう会うことはないっていう現実が対になっていて面白かったです。 主人公が願わなくなるとまたあの家に出会うのかなとか考えちゃったりして 面白かったです!またキッズなんでも相談で会いましょう


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