死神さん
死神さん ――死神さん、僕を殺して―― 暗い部屋の中。聞こえるのは、泣き声と、ドアを叩く音。 ねえ、お母さん。僕のことなんて忘れて一人になってよ。 その方が幸せでしょう? カーテンを開けると、一筋の光が差し込む。 その光が照らす先、部屋の床にある1枚のチラシ。 「死神募集中!時給50000円~」 私には、この意味は分からない。 ただ、何か忘れている気がして。 ただ、何か思い出せる気がして。 お母さんの部屋から持ってきたものだった。 実際、「死神」というものがこの世に存在するのか。 子供が悪戯で書いたものかもしれない。 でも、もし、「死神」というものがこの世に存在するのなら、 私には一つ願いがある。 「死神さん、僕を殺して。」 どこからか、君の声が聞こえた。 助けを求めるような、全て諦めたような。 俺は、人の死を操ることができる。 だけど、君の願い通りに殺すことなんてできないんだよ。 こんな俺で、ごめんな。 ドアを叩く音が強くなった。 「お願い、開けて。あなたに会いたいという人がいるの。」 その言葉を聞いて、僕はすぐにドアを開けた。 そこにいたのは――人間――。 少しでも期待した自分が馬鹿らしい。 その人間は、「二人で話したい」と言って、部屋に入って来た。 「俺のこと、覚えてるか?」と聞かれても、見覚えのない姿を 前に、「いいえ」と答える。 「そう、だよな。俺から言えるのは一つ。 君はもう、死ねない体になったんだよ。」それからは、 いくら質問しても、「言えない」の一点張りだった。 そして、「じゃあな。」とだけ言い残して部屋を出ていった。 その部屋に籠って、約一ヶ月。 いつものようにテレビをつけると、世界を騒がせるニュースが 放送されていた。 この世界にたった一人、死神が存在したこと。 死神は人間の男性の姿をしていたこと。 そして、一ヶ月ほど前に、母と妹と話したことを最後に、 自らを呪い殺したこと。 この話は、「死神」の母が世間に明かしたそうだ。 その瞬間、私は全てを思い出した。 ――大好きな、お兄ちゃん―― 床に落ちたチラシの裏面。 「死神になれば、誰でも簡単に呪い殺すことができます。 しかし、あなたの一番大切に思っている人を殺すことはできません。 また、今まで出会ってきた人は幸福になります。 それと同時に、その人はあなたのことを忘れるでしょう。」
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切なっ
やっほー!夢です。 切なすぎて半泣き(笑) すごい 言葉にできないくらいすごい
感動!
おはにちばんわ!虹色花火だよ! 本題 とても感動しました!ありがとうございました!
凄すぎる…!
空愛です(∩。・o・。)っ.゚☆。・ .。o○本題○o。. 凄すぎる…! では(^^♪
か、感動…
こんにちは、乃愛です。 読ましてもらいました。 感動しました!私は小説家になりたいという夢があるので、憧れます!