短編小説みんなの答え:4

死神さん

死神さん ――死神さん、僕を殺して―― 暗い部屋の中。聞こえるのは、泣き声と、ドアを叩く音。 ねえ、お母さん。僕のことなんて忘れて一人になってよ。 その方が幸せでしょう? カーテンを開けると、一筋の光が差し込む。 その光が照らす先、部屋の床にある1枚のチラシ。 「死神募集中!時給50000円~」 私には、この意味は分からない。 ただ、何か忘れている気がして。 ただ、何か思い出せる気がして。 お母さんの部屋から持ってきたものだった。 実際、「死神」というものがこの世に存在するのか。 子供が悪戯で書いたものかもしれない。 でも、もし、「死神」というものがこの世に存在するのなら、 私には一つ願いがある。 「死神さん、僕を殺して。」 どこからか、君の声が聞こえた。 助けを求めるような、全て諦めたような。 俺は、人の死を操ることができる。 だけど、君の願い通りに殺すことなんてできないんだよ。 こんな俺で、ごめんな。 ドアを叩く音が強くなった。 「お願い、開けて。あなたに会いたいという人がいるの。」 その言葉を聞いて、僕はすぐにドアを開けた。 そこにいたのは――人間――。 少しでも期待した自分が馬鹿らしい。 その人間は、「二人で話したい」と言って、部屋に入って来た。 「俺のこと、覚えてるか?」と聞かれても、見覚えのない姿を 前に、「いいえ」と答える。 「そう、だよな。俺から言えるのは一つ。 君はもう、死ねない体になったんだよ。」それからは、 いくら質問しても、「言えない」の一点張りだった。 そして、「じゃあな。」とだけ言い残して部屋を出ていった。 その部屋に籠って、約一ヶ月。 いつものようにテレビをつけると、世界を騒がせるニュースが 放送されていた。 この世界にたった一人、死神が存在したこと。 死神は人間の男性の姿をしていたこと。 そして、一ヶ月ほど前に、母と妹と話したことを最後に、 自らを呪い殺したこと。 この話は、「死神」の母が世間に明かしたそうだ。 その瞬間、私は全てを思い出した。 ――大好きな、お兄ちゃん―― 床に落ちたチラシの裏面。 「死神になれば、誰でも簡単に呪い殺すことができます。 しかし、あなたの一番大切に思っている人を殺すことはできません。 また、今まで出会ってきた人は幸福になります。 それと同時に、その人はあなたのことを忘れるでしょう。」

いろんな相談先があります

子供こどものSOSの相談窓口まどぐち[文部科学省]

いじめで困ったり、ともだちや先生のことで不安や悩みがあったりしたら、一人で悩まず、いつでもすぐ相談してね。

みんなの答え

辛口の答え

※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!

切なっ

やっほー!夢です。 切なすぎて半泣き(笑) すごい 言葉にできないくらいすごい


感動!

おはにちばんわ!虹色花火だよ! 本題 とても感動しました!ありがとうございました!


凄すぎる…!

空愛です(∩。・o・。)っ.゚☆。・ .。o○本題○o。. 凄すぎる…! では(^^♪


か、感動…

こんにちは、乃愛です。 読ましてもらいました。 感動しました!私は小説家になりたいという夢があるので、憧れます!


14を表示

他の相談も見る

ランキングページへ

相談に答える

相談の答えを書くときのルール

【「相談する」「相談に答える(回答する)」ときのルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
ニックネーム必須

※3〜20文字で入力してね

※フルネーム(名字・名前の両方)が書かれた投稿は紹介できません


せいべつ必須

ねんれい必須
さい

※投稿できるのは5〜19さいです


都道府県必須

アイコン必須

答えのタイトル必須

※30文字以内


じこしょうかい

※140文字以内

※自分の本当の名前、住所などの個人情報(こじんじょうほう)は書かないでね


ないよう必須

※500文字以内


辛口

※ないようがきびしいコメントの場合はチェックをつけてね!


ひみつのあいことばを設定してね

他の人にわからないように、自分しか知らないしつもんと答えを入力してね。

※ひみつのあいことばは忘れないようにしてください

※自分が選んだしつもんや答えが他の人に見えることはありません

ひみつのあいことば①必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね

ひみつのあいことば②必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね