嘘をつかない、本当の、「もの」
「ごめん。やっぱ、僕、アンナより、好きな人ができた。ごめん、別れよう。」 えっ!なんで…、なんで…。そんなのひどい。絶対に嫌だ! けど、そんなこと、言えない。だから、私は、また、嘘をつく。 「あっそ。どーでもいいよ別に。てか、あんたの事、好きじゃないし。 もしかして勘違いしてた?笑笑」 とっさに、嘘が口からこぼれる。 ひどいこと言っちゃったな…。私のバカ。 「そっか。そうだよな。元々、僕なんか、誰も好きになりやしないさ。」 彼は、悲しそうにうつむいて、トボトボ歩いていった。 は?なんで?悲しそうに歩くの?あなたは、私を、みすてたんでしょ?なんであなたが、悲しくなるの?ムカつく。けどなぜか、胸が痛い。 なんで? 私の方が可愛そうなのに。なんで、あの人の心配をしなきゃいけないの? もういい。あの人の事は、忘れよう。 私(アンナ)は、走って家に帰った。 家につくと、美味しそうな匂いがした。 美味しそう!多分ママが作っている。 けど、ママを褒めると、調子に乗るから、褒めたくない。 「ご飯、できたわよー。食べる?」 ママが聞いた。 「マズそうだからいらない。」 なるべく、自然に言った。 ママは、さっきの、あの人のような顔をしてうつむいた。 謝りたい。けど無理! 嘘を付きたくない。けど、私は、何が本心なのか、分からない。 その時。 ふと思いついた。 私の本心。 それは、私の感情。つまりは、私の心…?私が、思っていることなのかな? もういい。決めた。 謝ることを…! 「ごめんなさい。」 そう言うと、とっさに、あの人の家に向かった。 走って、走って…。 もう、嘘は、つかない!絶対に! 自分の心に素直になるんだ…! 自分のためにも! 〈あとがき〉 初心者なので、読みにくかったら、ごめんなさい!コメントもらえたら、嬉しいな…。