短編小説みんなの答え:1

7日間限りの相棒ユウレイ

7月初め。梅雨の雨で体が濡れ、風呂に入ろうとした私に衝撃的なことが起きた。 それは風呂の点検口から顔をのぞかせるイケメン男子高校生がいたからだ。 「ぎゃあああああ!」 私は思考を失い、幽霊でも見ているかのような目で即座に男子高校生を平手打ちした。 それは失敗に終わった。 理由は、男子高校生に当たることなく、そのまま顔をすり抜けたからだ 「すみませんでした」 男子高校生が土下座で謝罪をしたが私には疑問が残っていた なぜ風呂場に侵入できたのか なぜ体は透けているのか 「それは〝ゆうれい〟だからだよ。簡単に言うと俺もう死んでる」 私は迷わず男子高校生のほうを向いた ..相変わらず何を考えているのかわからない。それも幽霊だからか? 「それよりも君、すごいね!なんで俺のこと見えるの?もしかして、祓い屋?それとも神主?まさか...君も幽霊なの?」 立て続けに意味の分からないことを言われ、混乱しているが1個否定することがある。 「私は、普通の女子高校生です!今言った言葉、どれも当てはまらないよ!」 男子高校生は考えるような仕草をして言った。 「つまり、霊力のある人間っていうこと?どれも当てはまらないならそれしか俺のことを見える人はいないよ」 彼の言うことが本当なら、そうなのか? 沈黙していると男子高校生は繋げるようにこう言ってきた。 「それなら都合が良い。君、俺と一緒に【星河の巫女】というもののけを倒してくれないか?」 「は?」 倒す。それすなわち戦うことを意味しているのか?絶対できるわけがない 「やd」 「君ならできる。【星河の巫女】はもののけだから幽霊じゃ会うことが出来ないんだ」 「それって囮役ってこと?もっとヤダ、っていうか協力してくれる人はいないの?」 私はそれを言って後悔した。 幽霊なんだから人に見えることすらも珍しいと考えたからだ。 「生憎、俺には家族って呼べる人も相棒も友達すらもとっくにいないから」 確かに幽霊というのは死者が成仏できずにいる姿であり、悩みを残していることが多いと聞く。 私は自分で絶対に言わないことを言った。 「...私の名前はレイ、1週間だけあなたの提案に協力する。条件は〝私を死なせないこと〟」 男子高校生はニヤッと笑う 「OK相棒、俺のことは〝ユウ〟そう呼んでくれ」 こうして私達は7日間限りのバディを組んだのだった 「あと6日しかないから調査に行こう」 翌日私達は巫女がいるとされる神社を囲う森へと来ていた。 「ここらへんにはまだなにもないな」 「もうちょっと奥まで進んでみよう。なにかあるかも」 昨日ユウや【星河の巫女】について詳しく教えてもらったので尚更協力するしかなかった。 「気を付けて、ここは霊力が溜まっている。それにもう巫女の縄張りだ歌が流れてきたらすぐに言うんだよ」 「分かった」 返事をした瞬間、私の体に異変が起こった 『幽よ、霊よ、人間よ、私を愛すものは何処へ...』 脳に直接響いている、これが歌か... 「ユウ!歌が聞こえてき__」 多分私はここで脳が受け取る情報量がキャパシティを超えたのだろう 「早いな」 レイが倒れ、俺は今レイを運びながら神社へと進んでいる 霊力を持つ人間だからと油断していた。レイも人間だ強い霊力には耐えられないと考えていたのに そう考えているうち神社が見えてきた。 俺は鳥居をくぐり言い伝え通り賽銭箱に5円を入れる すると 見ている景色が変わった。目の前には着物を着ている女性。なるほどこいつが【星河の巫女】か そう認識すると俺はすぐに攻撃態勢に入った。 巫女が口を開く 「あら、子供が2人も」 巫女は優しそうな顔だが、言葉に感情は一切含まれていなかった。 「花筏」 俺の術を口にすると巫女の周りは花でいっぱいになる。 巫女は目の前にいなくなり消滅したか?と思った瞬間後ろから声がした 「人間とは違い、〝ユウ〟は反抗期かしら、」 「いつのまに」 そう口にする瞬間、茨のようなものが顔を掠めた。 これが巫女の術か。 どうする、このままレイを庇い続けるか、それともレイを起こし一緒に戦うか 答えは既に決まっていた。 「日の出 曙」 霊力を使いレイを起こす術を使った 「ユウ、状況は」 レイが目覚めた。 「神社で巫女と戦ってる、これを倒すには霧散という術を使うから少しレイの霊力を貸して」 「分かった」 起きたばかりでまだ少し混乱している、だけど〝母さん〟を倒すにはこれしか方法がない レイの手がユウに触れる 「レイ、短い間だったけどありがとう」 「「霧散」」 巫女とユウが一緒に消えた。 7日後          ・・ 「これじゃ私ただのレイだ」 ユウの笑った顔が脳裏に浮かんだ

みんなの答え

辛口の答え

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すごい良い話…!

最初から最後まで、めっちゃ良い話だった! 最後はとっくに感動した!!閉めも良かったと思う!


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