短編小説みんなの答え:1

霊感がない少女

私こと葵には霊感がない。 心霊特集のテレビを見ても、どこに幽霊がいるかさっぱりわからない。 そんな私は、何故か毎週心霊スポットに行かされる。 元凶は、自称霊感少女ナナミと僧侶の娘の美琴のせい。 ふたりは幽霊や怪談が何よりも好きな人達。 みんなから聞いた幽霊がでるウワサの場所を毎週土曜日調査する。 けど、たいていは物影が幽霊に見えたりなどと今までそれらしい心霊に出会わない。 「ねえねえ!マジすっごい噂聞いた!」 ナナミが美琴と私に意気揚々と話す。 「あそこのえーっとF神社?の神主が幽霊見たいだってて塾の友達が言ってた!」 「...見たいだってじゃん」 すかさず美琴がツッコミをいれる。 「まぁ、細かいとこは気にせず!じゃあ次の土曜日ねー!」 古臭い神社に神主に会うのはそうかからなかった。 髪が長く、同じ人間とは思えない見た目、オーラー。 さすがのナナミもかたまっている。 不意に神主は私をじっとみつめる。 「おまえ、すごい霊感だ」 えっ? だがすぐ視線をはずし、 「帰れ」 といい放つ。 「すすす、すみませんでした!」 私達3人は逃げるように後を去る。 「はあはあ、こわっ...!」 私ははっと口ずさむ。 ふたりが少し浮いている。 「どうかした?」 笑うナナミ。うっすら透明に見えるのは気のせい? 「ごめん!先帰る」 通りかかった人々が浮いて透明。 ようやくついた家のドンとドアを乱暴に閉める。 「何やってんの?」 覗いたママも透明で浮いている。 恐怖を感じ慌てて自分の部屋にいく。 分かった!私には幽霊だけがみえ、逆に人間が見えない。 全員人間だと思っていたのが幽霊だったんだ。 窓を見ると山、学校、家、川すべてがどこか浮いていて透明だった。

みんなの答え

辛口の答え

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霊感

なるほど!でも人間が見えないのは悲しいね…


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