誰もいない未来?
わたしの名前は花。今日は学校の図書室で本を読む日。 って言ってもわたしが図書室に行くのは、たいてい雨が降ってる日だけなんだけどね。 今日も雨が降っていた。ちょっとどんよりした気分。こんな時は図書館。 その瞬間、友達のナナが 「図書室に行きたい」って。普段は、雨でも絶対本を全然読まないのに。 私「珍しいね!一緒に行こ!」 ナナ「珍しいって何よー!ま、行こ行こ」 そんな会話を交わしながら、図書室に来た。 話を聞くと、ナナは、じゃんけんに負けて、占いの本を借りることになったらしい。 2人で占いの本コーナーに行くと。見慣れない本が。 本の名前は…?何にも書いてない。表紙には…魔法陣? ナナはまじまじと本を見つめている私の横で「これ、いいね!」と叫んだ。 見ると、「100%当たる!女の子の占い」とあった。 周りの人がいっせいにこっちを見る。 慌てて「ナナ。図書室では静かにね。」と言った。焦っていたから、変な言葉になってないといいけど。 そういえば、と思い出したようにさっきの本を見る。よくわからないから、図書室の鈴木先生に聞いてみよう。 私「あの、鈴木先生。この本って…」 鈴木先生「ああ。この本?私もよくわからないのよねぇ。仕入れた記憶はないのに、いつの間にか置いてあったの。…借りたい?」 なんだかこの本は私に「借りろ」とでも言っているようだ。 私はとっさに「か…借ります。」と言った。 鈴木先生「はーい。わかったわ。…はい!どうぞ!」 私「ありがとうございます。」 ナナ「あ、すずきせんせー?私、これ借りたーい」 ナナの手にはさっきの本が。 鈴木先生「んはーい。はいどうぞ!あ、あとちゃんと2週間以内に返してね!」 ナナ「はいはい。わかってますよ。」 2人とも本を借りたから、帰るか。 廊下を歩いている間。立ち読みはダメだとわかっていたが。読んでしまった。すると体がするすると吸い込まれていくような気がした。 気づくと廊下にいた。「あ、あれ?ナナー!ナナー!どこぉー!」 返事はない。 「そういえば、やけに静か…まさか、別の世界に来ちゃったとか?あ、あの本をまた、読めば、戻れるかも?」そういい吸い込まれる前落としたはずの本の方向を見ると、「な、ない!」 消えてしまったようだ。「あ、ああ…い、いやまだ。図書室の本、私がいた世界にあの本があるなら、こっちの世界にもあの本があるはず!」…やっぱりあった。今度はさっきと少し魔法陣の色が違う気がするが。まあいいや。 急にめまいがした。起き上がるとたくさんの人がいた。ナナ?もいた。けれど安心したのは束の間。ナナはナナじゃなかった。顔がゾンビになっている「きゃ!」 どこへ行こう!?教室!そうだ!教室なら、体力があるハルトと大河(たいが)がいたはず! 教室に向かう途中何度も食べられかけたが、無事、かわせて教室まで来れた。 と、大河とハルトが教室の端に追い込まれていた。「大河!ハルト!大丈夫!?」 ナナは大河が好きって言ってたが。そんなの今は関係ないよね。だってわたしはハルトが好きだから。 2人はびっくりした様子だった 大河「大丈夫だ!お前、さっきゾンビに食べられてなかったか?」 ハルト「確かにそうだったね。」 私「え?」 わたしは「あ、そんなことはどうでもいいよ!今助けるから!待ってて!」 と言い、1番近くにあったナナと大河の机から、文房具を出した。 ???「花ちゃん!これ!よかったら!」 私「この声は、美咲ちゃん?」 美咲ちゃん「そうだよ!はい!シャーペン!」 ロッカーの隙間から私にシャーペンを投げた。 私「美咲ちゃん!ありがと!まだ隠れといてね!」 大河「え、何すんの?」 ハルト「わかんないけど、筆記用具でゾンビ倒すんじゃない?」 私「ハルト、正解!」そう言い思いっきり鉛筆をゾンビに向かって投げた。 近くのゾンビが倒れた。 私は他にもたくさん投げた。気づけばゾンビは全員倒れていた。 大河「で、さっきの話なんだが。」 ハルト「花ちゃんさっき先生に食べられてゾンビになってたよね…?」 吐きたいのを我慢したその瞬間美咲ちゃんが出てきた。 美咲ちゃん「そうだった…よ…」 私「あー!私、別の世界から来たの!」 ハルトたち「えっ?」 私「冗談じゃないよ。ほんとだよ!」 大河「え、じゃあ俺ら連れ帰ってくれよ!」 ハルト「いやいや大河お前、帰れたら花ちゃんはとっくに帰ってるだろ。」 美咲ちゃん「どうやったら帰れるか、花ちゃん、分かる?」 私「この本を読んだら帰れるはず。一緒に帰る?」 3人「うん!」 …こうして無事帰れましたとさ。一応、3人は私の家で暮らしてるよ。 終わり^_-☆