短編小説みんなの答え:2

知らない誰かのために

歩く。 私は歩く。 誰もいない世界を、たった1人で歩く。 親も兄弟も友達も、皆どこかへ消えた。 皆…いなくなってしまったんだ。 それは、私が小学校を卒業した次の日だった。 私は家族と仲のいい友達で遊園地に遊びに行った。 小学校の思い出を話しながら夕飯を食べ、そのままそこのホテルに泊まった。 自分の布団を敷いていた時、隣にいた友達が不思議な言葉を放った。 「もう、今日で全部終わりなんだね。」 私は不思議に思い、冗談混じりに聞き返した。 「何が終わっちゃうの?世界?人生?」 すると、その友達は微笑み、 「どっちも…アタリ」 と言った。 私は驚いて瞬きをしたら、もうそこには友達の姿は無かった。 一瞬の事だったので、私は唖然としていた。 しかし急に悪寒がしたので、ロビーにいると言っていた両親のもとへ走った。 案の定、両親はそこにいなかった。 両親どころか、受付の人や他にも泊まっていた人達までいなくなっていた。 そして、ホテル内は静寂に包まれた。 私は背筋が凍りつくほどの寂しさに襲われ、訳が分からないまま眠りについた。 次の日の朝、昨日のは夢だったのかもしれないと思い、ロビーに行ってみた。が、昨日同様、人の気配は無かった。 外に出ても、誰もいない。遊園地の開園時間になっても、人の声ひとつ、ましてや物音ひとつさえ聞こえなかった。 世界にいる人は、私だけなのだと悟るのと同時に、これからどうやって生きていこうかと考えた。 食料ならそのへんにいくらでもある。トイレはなんとかしよう。1人では寂しいから、猫でも連れて旅をしようかな。 寂しい、悲しい、怖い。そんな気持ちもあるが、自由になったという気持ちもあった。 学校に行かなくていい、宿題をしなくていい、親の言うことを聞かなくていい。 そして私は旅に出た。 それからもう3年… 隣には猫がいるから寂しくないが、電気がなければ夜は暗いし、知識が無ければいつ死んでしまうか分からない。 もう日本語も十分に覚えていない。 もうダメだ。生きたくない。私も消えたい。そう思った日もあった。 しかし、まだ世界にいるかもしれない私の仲間のために、 私が望み、私を望んでいる人のために、 知らない人のために、私は今日も、歩き続ける。 生き続けるんだ。 終 (感想をお聞かせ下さい。アドバイスなども待ってます。)

いろんな相談先があります

子供こどものSOSの相談窓口まどぐち[文部科学省]

いじめで困ったり、ともだちや先生のことで不安や悩みがあったりしたら、一人で悩まず、いつでもすぐ相談してね。

みんなの答え

辛口の答え

※きびしいコメントを見たくない人は
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WOW、素晴らしい物語だ

凄い物語ですね!急に終わりだねって 言われたら絶対パニックになるかも… この主人公が誰かに会うことが 出来ますように…


お願いっ!

この主人公ちゃんが誰かと出会えますように・・・!


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