音が出たとき。
(先輩……ごめんなさい……) 今日の部活体験のときの話だった。 私が体験しに行ったのは吹奏楽部。 体験では楽器を教えてもらえる。そして、実際に演奏できる。 私はクラリネットの体験に行った。 先輩に優しく教えてもらった。 けど、なかなか吹けなかった。 隣の人は吹けてた。 私は金管楽器を以前やっていたからか、クラリネットはとても難しく、1音も出なかった。 どうして私だけできないんだろう……。 そう思ってしまった。 何度やっても音を出せなくて、悔しくて、涙が流れてしまった。 先輩は、少し、困っていた。 先輩は何も悪くない。 自分で自分を責めてるだけ。 自分でそれはわかってる。 だから本当に、先輩に申し訳ない。 その後、私はクラリネット以外のいろいろな木管楽器で音を出せるようになった。 サックスもできたから、クラリネットもできるかもと思って、クラリネットの体験に行った。 あのときから、3日が経っていた。 前回と同じ先輩だった。 まだ、吹けなかった…。 けど、成長は感じる。 それを、先輩も分かっていた。 ちゃんと謝らないといけないようなことじゃない。 けど、申し訳なかった。 そう”だった”けど、 成長は、あったから、! ……巻き返せたかな。 そう思ったとき、音が出た。 先輩も、笑ってくれた。 体験に毎日来てて良かった…。 私は、吹奏楽部で、クラリネットをやりたい。
みんなの答え
辛口の答え
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主人公すごいね
ニックネーム、心からコロロに変わりました! 練習して、がんばって、主人公が成長できてすごいと思いました!
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