短編小説みんなの答え:2

空の中に光るきみ、週末を待つぼく

きみはぼくの前から姿を消した。きみがいなくなってから、毎日がつまらない。誰もぼくと遊んでくれないんだ。 一緒に誕生日パーティーをする約束は?テストで満点をとったら、好きな人を教えてくれるって、言ったよね。 どうしていなくなっちゃったの?あのとき消しゴムの角を使ったこと。もしかしたら、まだ怒っているのかな。 話せないのは寂しいよ。ねえ、どこに行っちゃったの?また、会いたいよ。 寝る前に読み聞かせてもらうために本を開くと、中から妖精さんが飛び出してきた。 「あの子は、怒ってなんかないよ。」妖精さんは、鈴みたいな声で言った。「約束、ちゃんと覚えてる。お誕生日プレゼントだって、用意してたんだから。」 ぼくは驚いて、妖精さんに聞いた。「どうしてそれを知っているの?」 「あの子から聞いたんだ。」と、妖精さんは答えた。 「あの子と話をしたの?いいな、ぼくもしたいよ!あの子は今、どこにいるの?どうしているのかな。」あの子と話したと聞いて、つい質問ばかりになってしまう。あの子が元気なら、良いんだけど... 妖精さんは窓から外に出ると、小さな人差し指を高く上げ、星が輝く夜空を指差した。 「あそこだよ。ほら、空にのぼっていく。」 「待って!行かないで!」手を伸ばしたけど、あの子は行ってしまった。 「あ、流れ星。」ママがあの子を指差して言った。手を擦り合わせながら「金金金」と早口で呟いた。 「あの子は流れ星になって、神様のところへ行くんだよ。さっきのママの言葉があの子に聞こえていれば、あの子が神様に伝えて、叶えてくれるかもしれないね。。」妖精さんはそう言って微笑んだ。 「ぼくが待ってって言ったのも聞こえていたらいいな。神様に伝えて、会わせてくれたらいいのに。」ぼくは空を見上げた。 「そういった事例は無いよ。」妖精さんは表情をひとつも変えずに言い放った。「星になったひととは、もう会えないんだよ。話せないんだよ。」 「ああ、そうならもっと、話せばよかったよ...」ぼくは泣いた。 そこへあの子が来て、ぼくの頭皮を撫でてくれた。 「神様がね、きみが良い子にしてたら、またいつか会わせてくれるって。」あの子はそれだけ囁いて、どこかへ消えてしまった。 きみは、この空のどこかにいるんだ。この空のどこかで、きみが笑っている。そう考えると、空がより一層、美しくみえた。

みんなの答え

辛口の答え

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なんか星の王子さまみたいで感動的!


感動!

おはにちばんわ!虹色花火だよ! 本題 めっちゃ感動しました!また会えるといいね!ありがとうございました!


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