短編小説みんなの答え:1

音_

パンッ 綺麗な音が会場に響いた。 《し…》これだっ!! パシッ 私と瀬名美織の手が同時に札に触れた。だが私が下だった。(よしっ) 私は心の中でつぶやいた。これは百人一首の大会の決勝戦。私、岩波紅葉は百人一首が大好きな女子高生。中学のときにできた友達によって私が耳がよいことを活かし、百人一首を教えてくれた。そして今取った札はしのぶれど。私が一番好きな札。しのぶれど 色に出りけりわがこいは ものやおもうと ひとのとふまで この札は絶対に取ると決めていた。《ちは…》バンッ 美織が一瞬で札を取った。これは美織の得意札。私も狙っていた。だがやはり美織はいままでの相手とははっきり違う。それはきっと…「音」だ。美織は毎回取り方を変えている。私は耳がいいので分かる。はっきりと、一つ一つの音が違う。相手がとりにくいよう工夫しているのがよく分かる。きっと美織も血のにじむような努力をしているんだ、と思っていた。だが、違った。瀬名美織。これは、「天才」だった。高校から百人一首を始め、一気に上り詰めてきたらしい。私は毎日勉強より、かるた。遊びより、かるた。かるたかるたかるたかるたかるたかるたかるた。私は………なんでかるたを始めたんだっけ?強くなりたいから?ううん、違う。ちがうよ。それは、『楽しい』から。楽しくて楽しくてたまらなかった。札がたたみに擦れてバンッと音がなる。それが気持ちかった。そうだ。『楽しい』んだ。私はかるたを楽しんでいたんだ。楽しむ気持ちを忘れていた。だから、強くないんだ。美織は楽しんでいる。それが私にまで伝わってくるほど。純粋にかるたを楽しんでいる。だからあんなにも「天才」なんだ。そうだ。小さな子供のように、遊ぶように、かるたをしている。《こいす…》あっ!  バンッ  私の方が僅かに速かった。おわりだ。決勝戦は私が勝った。勝ったんだ!!!やったあと声を出すのを抑えて小さくガッツポーズをした。「ありがとう。楽しませてもらった!」美織が言った。『いいえ。こちらこそ。美織さんが楽しさを思い出させてくれたのよ。』「では、またいつか。」『ええ。またいつか、ね』 こんにちはー!作者の紅葉です!百人一首初心者が書きましたので至らぬ点もあると思いますが、読んでくださりありがとうございます!ではまたいつか!

みんなの答え

辛口の答え

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上手!

ヤッホー!!みんなにとって今日1日が良い日になりますように!虹色花火だよ! 本題 試合の状況などがすごい細かく画かれていてすごい上手!映画みたい!いい話!ありがとうございました!


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