絡まって、濁って、沈んで
朝陽は誰に対しても平等だ。 だって、容赦無く昇ってくるから。 髪が絡まるのって嫌だよなー。 私も絡まりたくないよ。でも切れないんだよね。頼ってきたものだからさ。切っちゃったら、あたし生きてらんないのかもしれない。 切りたいんだよね、弱いから無理だけどさ。 目の前で語っているのは金髪ロングの女子。 目の前で柵を乗り越えたのも、その子。 濁るって如何いうことかわかる? 絵の具使うときって、バケツを使うでしょ? そのバケツで筆を洗っていたら、何色も重なって、ドブみたいな汚い色が出来るよね。 人も濁っちゃうんだよ。汚い色に。 複雑な眼をしたのは三つ編みの女子。 複雑なパズルみたいになったのも、その子。 沈むってさ、難しくない? 何回も沈んでるけど浮きあがっちゃうんだ。 如何すればいいかなぁ。逃げたいから沈んでるのに、わざわざ浮かばせてきてさ。 ありがた迷惑なんだよ、ホント。 沈んだ顔をしたのはポニーテールの女子。 沈んだまま帰らなかったのも、その子。 みんな沈んでいたくて、みんな浮かんで。 みんな絡まりたく無くて、みんな絡まって。 みんな濁っていて、みんな汚くて。 それを否定するのは、気がつかない人達。 それを否定するのは、見捨てていく人達。 『○□町で三人の中学生が自殺したそうよ。物騒よね。可哀想だわ。』
みんなの答え
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うっほほーい!
うっほほーい!!! すごすぎるぜ。 しまった! つい、ゴリラみたいに叫んでしまった。 なんでこんなに素晴らしい物語が書けるのですか。 はやく出版社へ持っていって本にしてもらいましょう。 タイトルもかっこいいし、内容にも感動しました。 本当に13歳ですか?サバ読んでますねぇ! ごめんなさい、冗談です。 それにしてもあなた、すごすぎる… 恐怖のみそ汁だぁっ!!!
文才に感動です
こんにちはレイです。 いや、凄いです…亡くなった3人の感情を繊細に描かれていて、それを目の前で見てきた「自分」の気持ちの描写はないのもリアルで良いですね。 3人とも、語りの台詞に鉤括弧がないのも、今そこで話している人ではない、記憶の中の人という感じがして素敵です。 絡まって、濁って、沈む…思春期の葛藤と言いますか、そういった細かい心情をあらわしていて、それでいて文中には音を感じない。 同い年とは思えないくらい、素敵すぎるくらいの作品でした。 では。