祈香ーききょうー
私は、古井野いのり。小学5年生だ。 たまに、予知夢を見れるんだ。 最近私のクラスに、 柚芽川かおるちゃんっていう子が転校してきた。 かおるちゃんは穏やかな性格で、 顔も可愛いから、いつも皆の人気者。 そんなかおるちゃんが、突然消えた。 欠席とかじゃなくて、 休み時間、急に、スゥっと。 幽霊みたいに。 あれ、どこかの夢でこんなの見た…。 その時は、どこにいたっけ、あの子。 人が居なくて、薄暗い学校の場所。 あっ、空き教室…。 私は教室を飛び出し、ダッシュで空き教室へと向かった。 先生の怒鳴り声も聞こえないくらい。 空き教室の中に入った瞬間、 誰かに抱き着かれた。 「相棒!」 かおるちゃんだった。 「やっと会えたね!」 かおるちゃんの話によると、 私たちは人生の相棒らしい。 …え?てことはこれからかおるちゃんと… つ、付き合うって、ことぉ…!? ―了―