春の名前
部活でもあなたに会った事はない。 クラスでも見かける程度ら、不登校らしいし。 でもあなたが好きだと思った。完璧に自覚したのは体育祭のフォークダンスのとき。 本当に可愛かったんだ。本当に。 いつもは見ない半袖シャツで、いつも隠している白い素肌で、長い髪がサラサラ揺れて、 大好きだと思ったんだ。 だから、だから。 相思相愛になれるなんて期待はしてないんだ。 自分からあなたに話しかけようとしてなかった。 あなたを視界に入れることさえ出来れば良かった。それだけで満足だった。 だから、今ここで、どんな答えが来ようとも、 平気なんだ。きっと。大丈夫なんだ。 何かを堪えようとしているのは何故だろう。 泣くわけない、大丈夫なんだ。満足だ。 欲張らない、欲張らない。大丈夫なんだ。 きっと、