君が悲しみしか見出せないこの世界は。
夜野 花火(よるの はなび)はちょっと変わってる。 学校中の人が見とれるくらい、かわいくて、美しくて。 いつかふっと消えてしまうのではないかと思うくらい、透明で、儚い。 それこそ、夜空に咲く花火のように。 何をしても、されても、いつも薄く微笑んでいて。 頭はとても良くて、運動もそれなりにできる。 外見だけじゃない。この世にあんな完璧な人間が生まれてきたのが異常だった。 そんな彼女が、屋上にいた。 フェンスのすぐそばにたたずむ花火は、いつも通り儚い美しさを持っていた。 弱々しく光っていた花火が、その日の強風で消えてしまいそうで、咄嗟に言ってしまった。 「花火、死なないでよ。」 振り向いたその時、目が濡れていたのは見間違いかもしれない。 だって、一瞬でいつものほほえみを取り戻したから。 でも、花火がそっと目を伏せて頷いた時。 私は、虚しさを感じてしまった。「この人もか。」って言葉が聞こえたような気がして。 空虚。虚無。そこにあったのは、ただそれだけ。 「完璧な君がこの世界に別れを告げるなら。この世界に悲しみしか見出せないなら。 この世界で生きていくことを願う私は、どう生きていけばいい? この世界で希望を見つけられてしまう、不完全な私たち。 私たちは、君を置いて前へ進んでいいの●?・ ・ 花火、教えてよ。 ・● ● ● ・ . ・ Dear 夜野 花火 ● From ■■ ● ・ ・ 」 ● こんにちは。紫丁香花です! いちばん最後の部分は「Dear」などからわかるように手紙です。 黒丸はインクのシミ、にじみを再現しました。(ちょっと下手だけど) 感想や考察など書いていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!!!!!
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すごい
手紙?ですよね めちゃめちゃすごいと思いました 最後のとこがインクまで表現していて、天才だと思いました。 考察は苦手なのでできませんが‥‥ プロの短編小説ぐらいすごいと思いました