85％の子どもたちが、昨年中止になった学校行事が「ある」と回答しました。

昨年中止になった行事は、「合唱祭・合唱コンクールなどの行事」が最多でした。小学生の回答では僅差で「文化祭・学芸会などの行事」「運動会などの運動に関する行事」が続きました。中学生の回答では「林間学校などの宿泊行事」が2位でした。その他の回答には「プール」や「校外学習」といった回答があげられています。

「代わりに別の行事があった」と回答したのは、小学生は35％、中学生では47％で、中学生のほうがやや高い割合となっています。

運動会や合唱コンクールは規模を縮小したり、代わりの行事として開催されたようです。修学旅行を日帰りに変更するなど、感染対策を実施しながら行事を開催したという意見も寄せられました。

「悔しい」「悲しい」「がっかり」など行事の中止を残念がるコメントが目立った一方で、中には「嫌いな行事が中止になってうれしい」と開催中止を喜ぶ子どもたちもいたようです。

「全て実施される予定」「一部実施される予定」を合わせると約7割で、今年は多くの学校で学校行事の実施が予定されていることが分かりました。

実施される予定の行事で多かったのは「運動会などの運動に関する行事」、次いで「修学旅行」の順でした。「宿泊行事」は中学生よりも小学生の割合が高かった一方、「文化祭・学芸会などの行事」と「合唱祭・合唱コンクールなどの行事」は小学生よりも中学生の割合が高い結果となっています。

学校行事を「実施してほしい」という意見が5割を超えた一方で、4割近くの子どもたちが「行事による」と回答しました。

学校行事の実施について、コロナは怖いけれど行事は参加したいという複雑な気持ちのコメントや、コロナが怖いので実施してほしくないという声が寄せられていました。