小学生は私服、中学生は制服がそれぞれ圧倒的に多い結果となりました。 「その他」には「ジャージ」や「夏だけ私服でも制服でもいい」「上半身は制服、ボトムは自由選択制」など、季節やジェンダーに応じて変更できるようになっているとの回答が集まりました。

私服で登校している人に、学校に着ていく私服と休日に着る私服が違うかどうかを質問すると、全体の66％の人が「同じ」と回答しました。小学生では67％の人が「同じ」と回答しましたが、中学生になると「同じ」は52％と、「休日と同じ私服を着ている人」と「休日と学校に行く日で私服を変えている人」がおよそ半数という結果になりました。

「毎朝どうやって服を選んでいる？」の質問では、83％の小中学生が「自分で選ぶ」と回答し、ほとんどの人がその日着る服は自分で選んでいることがわかります。おうちの人が決めたり、相談して決めたりする人は少ないようです。その他には「友だちとテイストを決めてそれに合わせる」「適当に選ぶ」などの意見がありました。

服装について、学校で注意をされたことがある人は小中学生でわずか10％でした。9割の人が服装について特に何も言われたことはないとわかります。

多かったのは「露出の高さ」を注意されたという意見です。肩出しやへそ出しなどオシャレでかわいい服装をしたいのはわかりますが、学校へ着ていくにはあまり相応しくないかもしれません。「体育があるのにスカートで行ってしまった」「習字の時に白い服を着ていた」など、時間割と合わない服装で注意された人もいました。

全体の70％が「自分で買いに行った服」と回答しました。年齢が上がるにつれて自分で選ぶ人が増えるものの、中学生ではまだおうちの人が服を買う家庭も多いことがわかります。また、おさがりを着ている人が小学生では26％いましたが、中学生では19％まで減少しています。その他には「親と一緒に買いに行って一緒に選んだ」や「兄弟や親の服を借りて着ている」などの回答がありました。

小中学生ともに約9割の人が「おうちの人と買い物に行って買ってもらう」と答えました。服を買うとなるとある程度まとまった金額が必要なため、おうちの人と出かけた際に自分で選んだ服を買ってもらうのが現実的なのかもしれません。

小中学生で一番多かった意見は「自分に似合いそうな色の服」でした。

全体で見ると、同率1位に「GU」と「ユニクロ」が入り、2位は「しまむら」でした。上位3ブランドはプチプラ（※1）なうえにショッピングセンターなどに入っていることが多いので、手に取りやすいことが理由の1つかもしれません。小中学生別のアンケート結果を見ても上位にはプチプラのブランドが名前を連ねていますが、その他の意見の中には「RALPH LAUREN」など高価格帯のブランドを好む人や、それらのブランドを「リサイクルショップ」で買っているというお買い物上手な人までさまざまでした。

※1：「プチプライス」の略称で、「値段が安い」を意味する用語。

コーディネートの参考にしている人については、さまざまな回答が寄せられました。中でも雑誌のモデルさんを参考にしている人や、TikTokやYouTubeなどのインフルエンサーを参考にしている人が多いようです。その他には推しが好きだと言っていた服装を参考にしていたり、身近でオシャレだと思う人を参考にする人もいました。