2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に「何かしらのグループに所属しているか」や、「グループチャットを使っているか」「チャットでやりとりをするときに気になること」などについてアンケートを実施し、1,635人から回答を得ました。
アンケートに回答した小中学生のうち、80.3%が何かしらのグループに所属しており、「入っている」と回答した小中学生の約7割は複数のグループに所属していることがわかりました。グループのメンバーにしか伝わらない会話で盛り上がったり、困ったことがあっても誰かが助けてくれたりすると、グループにいて「楽しい」「安心する」と感じられるようです。
一方、グループ内で意見が割れたときや、自分だけが会話の内容についていけないときには、ネガティブな気持ちになるケースも見られました。
なお、友だち同士でグループチャットを利用する際に気にすることとして、最も多く票を集めたのは「既読スルー」でした。グループチャット内で独自のルールを設けている場合もあり、「スタンプ連打禁止」「既読スルーしない」といった具体例があげられました。
■「友だち・グループ」に関する調査レポート

「入っている」と回答した小中学生は80.3%でした。2024年の調査(注1)では72%だったため、グループに所属している子どもたちは増加傾向にあるようです。

1つのグループのみに入っている人は31.5%で、「入っている」と回答した小中学生の約7割は複数のグループに所属していることがわかりました。中には、6つ以上のグループに入っている人もいました。

62.2%の子どもたちが「ない」と回答しました。グループはあっても、名前までは決めていないというケースは多いようです。
(小学校名)女子4人LINE
〇〇部(〇〇は部活の名前)
いつメン
みんなのイニシャルを合わせたグループ名
ちいかわLOVEグループ
グループ名には、学校名やクラス、部活名など、所属メンバーの共通する要素を取り入れる人が多くいました。また、メンバーの名前からとったイニシャルを組み合わせて名付けたり、好きなキャラクターやアーティストに関連する名前を付けたりする例もありました。
さらに、「いつメン」「ズッ友」といった、メンバー同士の関係性を表す言葉をグループ名にしている人もいました。
いつでも話す友達がいる時!
くだらないことでめっちゃ笑いあったとき
そのグループの人にしかわからない話題で盛り上がるとき
なにか困ったことがあれば助けてくれる。
みんな既読無視とかせずに返信してくれた時
グループ内で「どんなときでも話し相手になってくれる相手がいる」「グループチャットで発言しても無視されない」といった経験が、安心感につながるようです。
また、仲間内でしか伝わらない話のネタで盛り上がったり、些細なことで笑い合えたりしたときに楽しさを感じるという回答もありました。

何かしらのグループに入っている小中学生のうち6割以上が「ある」と回答しました。
意見が合わなかった時
2つのグループの内どちらを優先すればよいのか
グループの中で、自分だけが知らない話題について盛り上がっているとき。
通知が溜まってたりすると「答えなきゃ!」となる。
グループの中でけんかになったとき
メンバー同士で意見が食い違ったときや、自分だけが話題についていけないときに、グループへのネガティブな感情を抱くという声がありました。
また、「おはよう」「おやすみ」などの何気ないメッセージが頻繁に送られてきたり、グループチャットの受信通知が多すぎたりする状況がストレスにつながるという意見も寄せられました。
小学生の場合は「入っていない」と答えた割合が6割以上だったのに対し、中学生ではおよそ7割が「入っている」と回答しました。
スタンプ連打禁止!
既読スルーはしない!リアクションマークでも何かしら反応すること
謎の造語を使って喋る。(私達の中での流行り言葉)
勝手に人を追加しない
悪口は言わない
「既読スルーをしない」「スタンプを連打しない」「人の悪口を言わない」といった、グループチャットの利用ルールを定めているという回答がありました。
加えて、他のメンバーに相談せず新しい人を追加したり、理由もなくグループを退出したりしないように徹底しているという意見もありました。
また、禁止事項ではなく、「グループ内だけで伝わる造語を使って話す」など、独自のコミュニケーションルールを設けている例も見られました。

「雑談」と「遊びの予定を立てるとき」という2つの選択肢が特に多く選ばれました。学校に関する事務的な連絡よりも、遊びの約束や何気ないコミュニケーションのためにグループチャットが活用されているようです。

友だち同士のグループチャットに入っている小中学生のうち、66%が「ある」と回答しました。

「既読スルー」が最多でした。「会話の終わらせ方」「そっけない反応」「会話が続かない」などの選択肢も上位でした。
その他には、「相手の顔が見えないので、どんな口調で話せばいいかわからない」「文字を早く打てない」といったチャットツールならではの悩みも集まりました。
注1:2024年の調査
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
| 内容 | 友だち・グループ |
|---|---|
| 期間 | 2025/08/25~2025/09/29 |
| 有効回答数 | 1635人 (うち女性:86% 男性:5% 選択なし:9%) |

グラフ:学年別回答者割合(%)