2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、生理に関する学校生活での悩みや対処法などについてアンケートを実施し、3,341人から回答を得ました。
生理が「きている」小学生は61.5%、中学生では92.1%でした。その中で、生理中に学校で困った経験がある人は約8割にのぼり、「ナプキンをかえる時間が取れない」「予定していない日に生理がきてしまった」が上位を占めました。
学校で困った時の対応として、最も多かった回答は「我慢した」で、半数以上の子どもたちが困りごとを周囲に伝えず、ひとりで抱え込んでいるようです。
また、学校で生理用品をトイレに持って行くことに抵抗があるかを聞いたところ、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した人が合わせて約6割を占め、「生理だと知られたくない」「男子に見られたくない」といった理由が多くあがりました。一方で、「自然現象だから仕方ない」「ポーチに入れれば大丈夫」といった肯定的な意見もあり、生理への捉え方には個人差や年齢による違いがあることがわかりました。
■「生理」に関する調査レポート
※本調査は、花王株式会社の協力のもと設問を設計し、レポートを作成しました。
小学生では61.5%、中学生では92.1%の子どもたちが「生理がきている」と回答しました。

生理が始まっている小中学生のうち、約8割が「ある」と回答しました。

「ナプキンをかえる時間が取れなかった」が最も多く、次いで「予定していない日に生理がきてしまった」「生理用品を忘れた」でした。
その他には、「修学旅行中にきた」「椅子が汚れてしまった」「トイレでナプキンをかえる音を聞かれたくない」などの声もあり、生理中の不安や気がかりはさまざまな場面で生じていることがわかります。

最も多かった回答は「我慢した」で、小中学生の51.5%にのぼりました。困りごとを周囲に伝えず、ひとりで抱え込んでいる人が多いようです。
一方で、「友だちに相談した」「保健室に行った」と回答した人もそれぞれ3割程度いて、相談相手の選び方には、話しやすさや周りに知られたくないという気持ちが影響しているのかもしれません。

「トイレットペーパーなどで対処する」と「友だちに相談する」がそれぞれ約3割で、上位を占めました。
その他には、「いつも予備を持っている」や「妹がいるので貸してもらう」といった声が集まりました。
小中学生ともに、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した人の割合が、「あまり思わない」「思わない」を上回りました。
「あのこ、生理なのかな」ってばれたら恥ずかしいから
来ているひとが少ないから
ランドセルからこっそり取り出すのとか不自然すぎて怪しまれるかも
かわいいポーチとかに入れておけば全然気にならないから
しょうがないことだし、みんな来てるから!
学校で生理用品をトイレに持って行くことに抵抗を感じる人の多くは、「気づかれたくない」「男子に見られたくない」といった理由をあげており、生理に対する恥ずかしさやまわりの反応を気にする様子がうかがえます。また、「まだ生理がきていない友だちが多い」といった声もあり、学年や周囲の状況によって抵抗感が強まる傾向もあるようです。
一方で、「思わない」と回答した人からは、「女性にはみんなあることだから」と受け止める声が多く、生理を自然なこととして捉えていることがわかります。中には、「ポケットにしまえばバレない」「ハンカチに包んでいる」など、持ち運び方を工夫することで抵抗感が薄れたという意見もありました。

小中学生の8割以上が「とてもそう思う」または「そう思う」と回答しました。

1位は「モレていないか不安」で、次いで「からだのどこか(お腹/頭/腰など)が痛い」、「気分がすぐれない」でした。上位3つはいずれも5割以上を占めており、生理中に共通して感じやすい悩みのようです。特にからだを動かす体育などの授業では、こうした不安や不調が強まりやすい傾向があるかもしれません。

「できる」と回答した小中学生は4割程度でした。
先生が男性だから
心配をかけたくない…。
生理はどうしても「恥ずかしいこと」って思っちゃう!
お母さんも先生も優しくて真剣に答えてくれるから
一人で抱え込むより、安心できるようになるから
「相談できる」人は、母親や保健室の先生など、同性の大人に相談するケースが多いようです。また、「悩みがあれば相談するもの」と考える人もいて、身近な人への信頼感や、話すことで安心できるという実感が相談につながっているのかもしれません。
一方、「相談できない」人からは、「なんとなく恥ずかしい」「友達なら相談できる」といった声のほか、「先生が男性だから言いにくい」という意見もあがりました。恥ずかしさや遠慮、相手との距離感が相談をためらう理由となることもあるようです。

小中学生の約9割が「とてもそう思う」あるいは「そう思う」と回答しました。学校にナプキンが置いてあることで、より安心して学校生活を過ごせると感じている人が多いことがわかりました。
今回の調査で、生理についての不安や悩みが学校生活に影響を及ぼしていることを改めて実感しました。
生理用品ブランド「ロリエ」としては、ナプキンの備品化プロジェクト「学校のロリエ」を推進することで、生理についての困りごとを少しでも減らしていきたいと考えています。学生の皆様が安心して学校生活を過ごせるように、ナプキンが備品としてトイレにある環境を増やしていきたいです。
※学校のロリエについてはこちら
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
| 内容 | 生理(※今回は女の子限定にてアンケートを実施) |
|---|---|
| 期間 | 2025/07/23~2025/08/27 |
| 有効回答数 | 3341人 |

グラフ:学年別回答者割合(%)