nifty

おうちの方、先生

「子どもとインターネット」安全ガイド – 親子で取り組む3つのこと –

一緒に考えよう!
親子で取り組む

2. まずは保護者が理解を!
インターネットのリスクと子どもにあった使い方

インターネットの世界が常に進歩しているように、気をつけなければならないこともどんどん増えてきています。
ウイルスソフトを最新版にするのと同じように、いつも新しい情報に気を配ることが大事です。
まずは保護者の方が、インターネットで起こりうるリスク(危険性)についてよく理解し、そのリスクを、わかりやすくお子さまに伝えてあげましょう。

こんなトラブル・事件が起きています!

  • ネット被害

    個人情報がウェブサイトや、スマートフォンアプリを経由してインターネット上に出回り、不正な費用を請求されたり、悪質な迷惑メールがひんぱんに届くようになった。

  • ネット依存

    動画の視聴や無料通話アプリ、SNS、オンラインゲームなどの利用によって、1日中インターネットをやりすぎてしまい、日常生活に支障をきたすようになった。

  • 誘い出し

    出会い目的のサイトに限らず、インターネット上で知り合った人に、性別や年齢を偽られた状態で誘い出されて、自身が被害にあってしまった。

  • SNSでのトラブル

    何げない書き込みにより、友人関係が悪化。さらに、自身がいじめの加害者になってしまい、本人も予期しない事件へと発展してしまった。

トラブルを防ぐために!5つの基本ポイント

  • 1 なるべく大人の側で、インターネットを使うようにしましょう。
    お子さまがインターネットを使う場合は、なるべく家族のいるリビングや居間で行うようにしたいですね。そうすれば、お子さまがどのようにインターネットを使っているか把握しやすいですし、一緒に楽しむという場面も自然と増えるでしょう。
    また、万が一、おかしなサイトに接続してしまったり、トラブルが発生したりしても、 すぐに相談にのってあげることができますね。
  • 2 お子さまの利用状況を把握しておきましょう。
    インターネットをどのように使っているのか、どんなサイトを閲覧しているのかなど、定期的にチェックするようにしましょう。
    利用履歴をみるだけでなく、お子さまと会話することで、何かトラブルがあった場合の相談のきっかけにもなります。
    お子さまの年齢があがるにつれ把握が難しくなることもあるので、日常的に話題にしたり一緒に楽しむことで、子どもが相談しやすいコミュニケーション環境をつくりましょう。
  • 3 「してよいこと」「してはいけないこと」の約束を決めましょう。
    インターネットを使う上で、「してよいこと」「してはいけないこと」をあらかじめ、きちんと決めておきましょう。
    保護者が一方的におしつけるのではなく、子ども自身でも考えるよう、一緒に決めましょう。
    約束ごととしては、以下のような項目が考えられます。
    • アクセスしてよいサイト/してはいけないサイトを決める。
    • 氏名(フルネーム)、住所、電話番号などの個人情報は、保護者に無断で入力しないようにする。
    • ネットで知り合った人と、外で勝手に会わない。

  • 4 インターネットを使う時間をきちんと決めましょう。
    子どもには、ネットだけでなく、勉強はもちろんのこと、外で遊んだり、読書をしたり幅広い経験をしてほしいですね。
    長時間使うと目にもよくありませんし、インターネットにのめりこみ、中毒のようになってしまうということも起こります。
    1日に何時間、そして何時までといったルールづくりをしましょう。
  • 5 成長にあったフィルタリングの設定をしましょう。
    子どもが使うパソコンスマートフォン・ゲーム機器にフィルタリングを設定しましょう。有害なウェブサイトや、使わせたくないアプリ・ソフトウエアをブロックできます。
    そして、定期的に子どもの成長に合わせ、利用できるサービスを見直していきましょう。