戦争から平和へ(題名、良い意見があったら、教えてください)
私は、雄一の生き残りだった。戦争では空襲が酷く誰も生き残れないといわれていた。毎晩、夕立のように降ってくる爆弾。家族、親族は勿論、友達や近くの家の方々は皆死んでしまった。この田舎町の生き残りは私だけ。皆よりは幸せなのだろう。生き残れたのだから。でも、母や父もいない。遊べる友達もいない。食料は薩摩芋とじゃが芋だけ。これじゃあ幸せなのか不幸せなのか解らないよ。私は、毎晩、泣くようになってしまった。いつもなら近所迷惑だろうことが、普通になってしまった。その時だった。 ものすごい騒音と火花。空襲が、また襲ってきたのだ。逃げようとしても、火で出入り口、窓がふさがれてしまっている。どうしよう… ん…あれ?誰かいる。もしかして… 「お母さん!?」 「そう。よくわかったわね。昨日のこと、覚えてる?」 私は、現実に追いつけないが、とにかく質問に答えられるよう、記憶を辿っていった。 「えーと、昨日はなんか長く寝て、ご飯碌に食べないで、夜になって、泣き伏せて、それから…えーと、何したっけ?」 「そのあと、空襲があって、ここに来たんでしょ?あらまあ、ご飯、碌に食べてないの!これからは、ちゃんと食べるのよ!」 「そうだった…ってなんで知ってるの?」 「私達、空の上だもの。」 「ええええええええええええ!?てことは、天国?」 「でも、もう死んじゃったんでしょ。これからってどういう事なの。」 「貴方は、頑張って生き抜いたでしょ。最後、負けちゃったけど。だから、神様がもう一度、違う人になって生きれるって言ってくれたのよ。その代わり、未来に行くことになるけど、いいわよね?」 「うん!そっちの方がうれしい。神様、ありがとう!」 「じゃあ、行ってらっしゃい。また、会おうね。」 「じゃあね。また会おう。」 ……………………………… ここは、20xx年。 私は、星奈 雫という高校生になっていた。 どうやら私は、転校生なのだという。 教室に入るとすぐに、先生に自己紹介をさせてもらった。 1時間目は、社会だった。 戦争について、調べ、紙にまとめる。 そこで、私はあるものを見つけた。 今、世界で戦争が起きないように、運動が起こっている。 これだ!と思った私は、急いで調べた。 ……………………… あれから5年。私は、大手電機メーカーに就職した。 そして、もう一つ、私の仕事がある。 戦争を無くす。 世界が平和になるよう、チームを組んで、戦争反対運動に取り組んでいる。 自分達が、負けてしまったから。 この様な事が二度とないように、少しでも、協力できたら。 この意思ができたのは、あの恐怖の体験が生んだ、奇跡なのだろう。 ~fin~ どうでしたか?感想、お聞かせください! 読んで下さり、誠にありがとうございました。