‘‘耳の奥まで,, 感動系小説
「美月!帰ろう!」「うん!」 サ~・・・。雨が降り出して私の心を揺らす。 私は美月。田舎の学校に通う、中学3年。隣にいるのは琉生(るい)幼稚園からの幼馴染。 「ねえ、琉生。私さ、転校するかもしれん。そうなったら、もう、琉生とも会えないかもしれんよ。」 「え?美月・・・。ホントか?」 琉生は、私を直視している。首をゆっくりと横に振る琉生。 「いやや!そんなのいやや!ズルいよ・・・。私だけ残して行くなんて。」 「私も、こわいんよ?だっって、場所が東京だよ?もう、怖いさ・・・。」 「美月だけなんよ・・・。私の友達・・・。ずーっと東京にいるの?」 「あのね。私ね、ガールズグループに応募したんよ。そしたら、いちじ審査通ってもうてな。せっかくやから、特訓しに東京行こうかなって。勝手に決めてごめんな。」 琉生は私の名前をゆっくり読んで・・・「美月・・・。」 「もう、私ら、友達なんかじゃないかもねえ。ずっと、思ってたよ。美月は私より全然かわいいし、センスあるし、言っちゃえばもう、東京の今どき女子よ!私らとは全然違うんよ・・・。各が。」 琉生は歩き出す。もう手遅れか・・・。 「でもな。私は琉生のこと、友達やと思っとったけど!」 私が叫ぶと、 「その言葉!忘れんでな!絶対売れて私の前に来てな!」 琉生は、笑顔でこっちに手を振った。 それから3年・・・。 私は4人ガールズグループ:ホッピングシェリーの一員になった。 そして私は田舎町に帰った。 「琉生?」 高校の図書室の「ホッピングシェリー」の雑誌を読む琉生に声をかけた。 「美月?」 私を見つめて驚く琉生。 「何でよ!なんで、あなたはすごいの?美月!紅白・・・。紅白出場やよ!?すごいって!」 わたしのかみのけをなでながら言う。 「忘れてないよ。私は、琉生のこと友達、いや、親友やとおもっとったから、ここまで頑張ったよ!」 琉生の目は涙でいっぱいだった。