死んだ君へ[長い]
「ねぇ、ミナトはなんで死んだの?」 僕の声は君に届いただろうか。 僕の涙や多くの人の涙はミナトの瞳に映ったのだろうか。僕はいまだにミナトの死から立ち直れていない。 ミナトと僕は親同士の仲が良くて、ずっと一緒だった。家の近くを冒険してみたり、初めてのお使いもミナトとした。ミナトは僕の幼馴染で大切な親友で家族のような存在だった。 中学3年生の冬。 ミナトと違う高校への進学が決まった。 初めてミナトと離れることになる。 一緒に登下校をすることももうない。 それでも僕は悲しくなかった。だって、家は近いからすぐに会える。だから平気!と思っていた。 だけど、高校生になってそうはいかなかった。中学生のときと違って、勉強がとても難しい。このままじゃ置いていかれる。そうプレッシャーを感じた。勉強しなきゃ駄目だと思った。僕はミナトに遊ぼうと言われても、「勉強で忙しい。」と言って追い払うときが何回もあった。僕はそれをとても後悔している。もしも、ミナトと遊んでいればミナトの変化に気付けたのかもしれない。 ミナトの話を聞くことができたかもしれない。僕は親友失格だ。それからずっと部屋に引き込もっていた。そんなとき、ミナトのお母さんから手紙を貰った。ミナトからの手紙だった。手紙には僕への感謝がずらりと書かれていた。泣いた跡もあった。 「最後に手紙で言うのは許して欲しい。直接だと勉強の邪魔になっちゃうだろ? だから許してくれ。少しだけ言いたいことがあったんだ。まず、勉強忙しいときに遊びに誘ってごめんな。ずっと謝りたいと思ってたんだ。本当にごめん。それと、また一緒に遊ぼうな!生まれ変わっても親友でいよう!俺はお前といれて本当に幸せだった。ありがとう!」 手紙を見終わったとき、ただ涙が溢れた。もう枯れたはずだった涙が止まらなかった。何度も何度も手紙を読み返した。僕が泣いてもミナトは帰ってこないのに。自分の無力さがとても憎くなった。 ミナトは部活や勉強などがプレッシャーになっていて、辛かったんだとミナトのお母さんに言われた。親友なのになにも相談に乗れなかった。自分勝手にミナトの誘いを断った。ミナトは僕にきっと話そうとしてくれたはずなんだ。僕に相談したかったはずなんだ。今の僕の姿をミナトは見ているのだろうか。いつもみたいに僕に優しい笑顔を向けてくれているだろうか。僕の傍で笑ってくれているだろうか。そう思うと、なぜかミナトがそばにいるような気がして元気がでてきた。明日からちゃんと学校に行こう。そう思えた。 あれから時は過ぎ、今日は高校の卒業式だ。ミナトは空の上から僕を見てくれているだろうか。きっとミナトは見てくれている。根拠なんてないが、僕はそう思う。ミナトの応援が僕をここまで引っ張ってくれた。ミナトの笑顔が僕の心の支えになった。「ねぇ、ミナト。僕は頑張るよ。ミナトの分まで。だから、これからも誰よりも誰よりも応援しててね。」 初めて書きました。 ぐだぐだですまない。 なんか暗い最後になりそうだったが、微ハッピーエンドに持ち込みました。 それではまた~ 長くてすまぬ