私の夏を、君の春を。
『私の夏を君にあげるよ。だから、』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 桜舞い散るあの日、風に靡く髪を少し触りながら私は言った。 君は少し変な顔してたっけ。 何言ってるの、見たいな感じでさ。 だからさ、言葉の通りだよって、私は言ったよね。 また、はらりと花びらが散った。 そんな花びらに合わせるように君の髪は揺れた。 ねぇ、君は今これを見ているよね。 私が書いた、君に宛てたこの手紙。 ねぇ、泣かないで。でも、やっぱり泣いて欲しいかな。 だって、私、君のことが好きだから。 ずっと言ってなかったけど、本当は君を見てたんだよ。 ……なんて、今言われてもって感じだと思うけど笑 ほら、私もうすぐ死んじゃうの。 だから、せめて私にさ。 『 』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「……っ…………」 何度も、何度も握り締めた。 くしゃくしゃになるまで、ずっと、この1枚の手紙を見ていた。 綺麗なのに、どこか悲しげな文字を見つめながら、ただ暗闇の中泣いた。 何度叫んでも、君に届かない。 届いて欲しかった。 届かなかった。 届けられなかった。 僕はまた、雨の中だ。 ただ、せめてもの想いを口に出す。 『あげるよ、君に。僕の春を。』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『私の夏を君にあげるよ。だから、君の春を私に________。』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 渚沙です。 アドバイス等待ってます!