~カタオモイ~好きな人中毒
「み~なとっ!」 湊……私の幼なじみで好きな人。 だが、湊を呼んだのは私ではない。 そう、彼女の愛夏(あいか)だった。 三週間前、私と愛夏は同時に告白した。 だが、湊は愛夏を選んだ。 私は失恋したのだ。 家に帰って大号泣。 でも何日たっても湊の「愛夏」と呼ぶ声が辛くてたまらない。 時にはその場で泣きそうになる。 湊、湊、湊、湊、湊、湊。 唯って呼んでよ。 なんで愛夏なの? ……あぁ……私、心の何処かで油断してたのかな……幼なじみだからって勝手に特別だと思ってたのかな……だから愛夏に負けちゃったのかな……。 あぁ……悔しい。ずるい。 愛夏は毎日幸せそうな顔してる。 私はいつも泣きそうだってのに。 あぁ……苦しい辛い悔しい泣きたい。 私って湊にとってただの幼なじみとしか見られてなかった……恋愛対象……すなわち女として見られてなかったってことなのかな。 愛夏「ね~ゆーいっ!私の赤ペン知らない?」 唯「……知るわけな……」 男子A「愛夏ちゃん、赤ペン無くなったの?河崎が持ってるに決まってるわ!」 唯「は?」 男子A「だって河崎、湊に告白したんだろ?でも振られたから愛夏ちゃんに仕返ししてるんだろ?」 唯「なっ……!!」バッ 愛夏「だめだよ!ゆい!」 唯「……は?」 愛夏「暴力はだめ!Aくんも、ゆいを疑うのはやめてよ!」 唯「……内心あんただって私の事一番に疑ってきたくせに。」 愛夏「え?」 唯「ふん。」 スタスタスタ 湊「んあ?唯じゃん!最近会ってなかったよな~!久々に唯ん家でゲームしよーぜー!」 唯「うん。」 ピコピコピコッ 湊「うわー!これ、唯強いよなー!」 唯「でしょー!」 プルルルッ 湊「ん?愛夏からだ。ごめん、ちょっと出るわ。」 唯「私今のうちにおかしもってくるね。」 トコトコ 湊「え、今ー?今はちょっと……悪い。……え!?もう家の前までいんの!?じゃあ行くわ……ちょっと待ってて。」 カチャッ 湊「唯ー!ごめんけどちょっと出て来る……………………は?」 唯「ごっごめん……ごめんね……湊…。」ボロボロボロ グサッ 湊「ぐあっ!!!」 唯「み、湊を……わ、私の……も、物に……す、するには……こ、これしか……無いの。ふ、二人だけの……せ、世界へ……一緒に……い、行こう?」ボロボロ 彼女の目からは大粒の涙が溢れ、彼女の腹部にも包丁が刺さっていた。 ピーッ 不吉な機械音と共に、2つの魂は空へと旅立った。 唯「これでずぅーっとずぅーっと、一緒だね^∀^」 END
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怖たん!
短編なのにこんなに怖くなれる表現力… 才能ある!!