【超短編読み切り小説】赤色のやわっこい宝石
「ばぁちゃん、ばぁちゃん これ、何」 これはねぇ、と祖母は赤い、キラキラした、つやつやで、まるで太陽を閉じ込めたような素敵な物を見つめた。 「さくらんぼって言うのさ、綺麗だろう? こんなに綺麗なのに食べられるのさ」 食べるのをもったいない、と幼いころの私は思っただろう。 祖母がさくらんぼを洗ったので水滴がさくらんぼについて、太陽の光を反射した。 無情にも 美味しそうと 思ったのが 幼い私には自分が怖く感じたのだろう。 「どうしたんだい? さくらんぼは嫌いだったかね?」 「ううん、違うの こんな綺麗な、宝石みたいな、素敵な物を私で壊すのが怖いの」 すると祖母はにこり、と優しい笑みを浮かべた。 「だからいただきます、と言うんじゃないか。 壊すんじゃあないさ 自分の体に取り込むのさ」 私はさくらんぼを手に取って、まじまじと睨む。 睨んだあと、真剣に見つめて、まるで挨拶をするように。噛み締めるように。 こう言った。 「いただきます」
みんなの答え
辛口の答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
ホント、小説家!?
す、すごたん!!表現とかもう神じゃん! ウワァ!もう神? あ-こんなの書けたらなぁ!! またまた書いてね~っ!!!
え?小説家ですか!?
タイトルにも書いたんですけど…… 小説家!?ってぐらい上手ですね!憧れます~!! いや、もうタイトルからしてセンスが良すぎじゃないですか!? 内容も最高です!! 次の作品も楽しみにしています! 絶対に次の作品出たら見ます!!
1 〜 2件を表示