君が見せた笑顔
私はみく、17歳。幼い頃から身体が弱くて、長くても二十歳までと言われていた。そんな、死に脅える毎日は退屈だった。私に生きる希望なんて無かった。 そんな私は今、メイドのミカちゃん16歳と2人で暮らしている。ミカちゃんは幼い頃、両親を事故で亡くしたため、私の家に引き取られた。ミカちゃんは妹になるはずだったけど、性がなくなることを嫌がり、メイドとして雇われることになった。ちなみにお母さんは病死してて、お父さんは働きに出ているため、ほとんど居ない。 『お嬢様、体調の方はいかがですか?』 「大丈夫だよ。ありがとう、ミカちゃん」 『少しでも変化があったら言ってくださいね』 ミカちゃんは真面目で、あまり笑わない。それでも、たまに見せてくれる笑顔は誰よりも可愛くて、私はそんなミカちゃんが大好きだった。 そんなミカちゃんが笑顔になる日は突然やってくる。それは私のお父さんが帰ってきた日だ。 父「みく!ミカちゃん!ただいま!」 『…!おかえりなさいませ、ご主人様!』 ミカちゃんは犬のようにお父さんの所へ走っていった。私はあとからのんびりお父さんの所へ行った。 『ご主人様、お嬢様はずっと元気でしたよ!それから、私も病気や怪我もなくて…!』 ミカちゃんはお父さんが居ない時のことをマシンガンのように話し続けた。私もお父さんもその話をずっと笑顔で聞いていた。お父さんが家にいる間、ミカちゃんはずーっと笑っていた。 しかし、お父さんが家に居られるのは2、3日。すると、また仕事に行き、1ヶ月くらい帰ってこない。私は慣れているけど、ミカちゃんは最終日の夜、いつも寂しそうな顔をする。 父「ミカちゃん。お父さんは必ず帰ってくるから。そんな顔しないで。…そうだ、みくの調子も良いみたいだし、次の休みにはBBQでもしようか!」 『…!本当ですか、ご主人様!』 「あら、それは楽しみ!なら私も元気に生きなくちゃね。」 父「あぁ!だから待っていてね!」 私は初めて生きる希望を持つことができた。3人でイベントをするのは初めてで、とても楽しみだった。私も頑張らなくちゃ!希望ってすごいなぁ。嬉しいな。 …それから2週間後のこと。お父さんは仕事の途中だけど、帰ってきてくれた。本当に、この世界は残酷だ。私も…やっと、生きる希望を持てた…のに… 「お父さん。私は、この世界は儚くて残酷だってことを知ってるつもりで生きていたんだよね。」 父「あぁ、お父さんもだよ。」 「…ねえ、お父さん。もう聞き飽きたかもしれないけどさ…もう一度聞いてもいいかな。…どうして、この子が先だったのかな…」 お父さんは何も言わなかった。…私たちは二つ並んだお墓の前で手を合わせた。
みんなの答え
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あわわです
面白い表現力ですね。 文には書いていないけど、命は大事そういう文章がでてきているところもあります。 ミカちゃん、、、
わああ!!
ミカちゃん… 命って大切ですね!それにすごい表現力ですね!