一生分の幸せをありがとう
登場人物について 白石未菜…白血病で1年半ほど入院している高校3年生 田中光…未菜の大親友 未菜が入院している病室で。 光「ねえ未菜」 未菜「ん~?何?」 光「未菜ってさ、いつ退院するの?」 未菜「……………。わたしにもわかんない」 光「ねぇ未菜?なんかあった? 未菜「…‥………。なーんにもないよ~」 光「嘘ばっかり!絶対何か隠してるでしょ!」 未菜「やっぱり光には嘘つけないよ。」 光「で?なにがあったの?」 未菜「…………………。実はね。余命宣告されてるの。余命宣告2ヶ月だって。」 未菜は友達に自分の好きな人をカミングアウトするような口調で言った。 光「え…。」 未菜「言っちゃったからにはさ、なにかしてもらわなくちゃねー。」 光「……。わかった。なんでもするよ。」 未菜「じゃあさ、日常を味わってきてよ。」 光「え?」 未菜「ほら、わたしってさ、ここ1年半ぐらい、ずーっと病院の中にいるじゃん?外出許可も降りないみたいだし。光にとっての日常を存分に味わってほしい。」 光「そんなのでいいの?もっと、なんか、こう、ないの?」 未菜「そういうのは、これからやってもらう つ も り。」 1週間後の未菜の病室 未菜「今週のノルマは、3つあります!タピオカを飲んでくること、チーズドックを食べること、わたしを褒めたたえること!」 光「OK!」 そのまた1週間後 未菜「あのさ、大事な話をするね。」 光「うん…」 未菜「もう、これが最後のノルマになりそうなの。この前の検査の結果がめちゃめちゃ悪くてさ。わたしからの最後のお願いだと思って聞いてほしい。」 光「そんな…。遺言ってこと…?」 未菜「そういうことになるね。じゃあ、いくね。わたしからの最後のお願い。いくつかあります。まず1つ目。わたしの死を出来るだけ悲しまないこと。悲しんでたら人生始んないよ?そして2つ目。わたしを看取ってほしい。できれば。辛かったらいいよ。そして3つ目。わたしのことは忘れてもいいよ。光が悲しむぐらいなら、わたしのことを忘れて。そして最後。幸せになってね。光なりの幸せを築いてほしいです。これで以上です。」 そして三日後、未菜は息を引き取った。 光へ やあ、元気?わたしのこと看取ってくれた?きっと看取ってくれてるよね? あの時さ、わたし、わたしのことなんて忘れてくれていいよって言ったの覚えてる?あの時、嘘ついた。本当は忘れられたくない。でも、そのせいで、光が悲しむのはもっと嫌。どっちにもならない方法なんてないのかもね。でも、光にはこれだけは知ってもらいたい。わたしは、光に会えた日からの3年間、とっても幸せだった。幸せすぎるほど。一生分の幸せをありがとう。幸せになってね。最後にもう一回、本当に本当にありがとう。
みんなの答え
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感動
こんにちは! 結珠です(^^) 早速本題let's go めっちゃ感動した~ 素敵な話だね それじゃあまたね!
感動
確かに泣いてても始まらないね! いい作品ありがとう!! また書いてね!