“その”君へ......
雨の音がする... 風の音がする...落雷の音がする... ・・・嗚呼、俺は、私は、僕は、今... 彼は叫んだ。―――置いていかないで――― だがその声は.....雨風によって掻き消され誰にも、聞こえなかった...... 空を見上げても、見えるのは曇った空。うねる雷鳴。もう6月だ。こういう時期だと思う者もいるだろう。だがそれは間違い。これは数年前からそうだった。彼らは空を見ない。 移動中見るのは前を歩くヒトのみ。 それらは何を思って生きる? 僕らは何を思って生きる? 君らは何を想って生きる? 夕に嘆けば鴉の嘆きが聞こえる。彼の声を聴くたび思い出すのは君との思い出。守れなかった君の生。 ここには夜がない。夜がなく朝もない。ここで生まれ育ちここで死にゆく者は死んでも日と月はその目で拝めないだろう。 この街に罪という概念はない。罪を持つモノこれから持つモノはこの街に入れない。また、この街に在住しているものでも例外はない。問答無用で街を出される。戻ってきた者はいない。故にこの街は安全だ。だが、この街を一歩でも外に出たらそこに広がるのは無法地帯。 そこに罪はない。同時に義もない。 そこに漂うのは“飢え”“そして”死”弱いものはそこにはいられない。鼻で吸えば血の匂い。口で吸えばほのかに味わう血の匂い。すべてにおいて平和という概念が皆無。 争い、罵り、妬み、傷つける 過去にここに在ったものは何だったのだろうか。 文書には美しの象徴の街が築かれていたと聞くが...... ここにあったものはどこにいってしまったのだろうか。いや、もう、どこにもない。 ――消えたのだ―― ―――否――― ――消したのだ―― 誰が? 王が.... 王をなくすために起こった戦争によってできた王が.... “あれ”は何だったんだろうか 何のための“争い”? 何のための“死”? 何のために“彼”は死んだ? 何のために“彼女”は死んだ? ・・・なんのために?・・・ 彼は... 彼女は... 嗚呼、今日も眠れない。 我等はなんのために生きる? 我等はなんのためにある? 我等は.... 醜き人の醜きことのために? 人はなぜ生きる? 人はなにを欲する? 人はなにを..... 彼...いや、彼女...いや....“それら”に性別はない。“それら”に幸せはない。“それら”に心はない? これは、“それら”の思う世界への訴え “それら”が何を想いなにをもってして“生きる”のかはわからない 君は...これを読み....なにを思う? “その”君へ ――――END――――
みんなの答え
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好き(語彙力)
いやめっちゃ好きです。 ちょっとその語彙力と文章力分けてくださいお願いします。