面会
「面会の時間です」 私は夏希。事故で亡くなって、今はお釈迦様と、亡くなった人達と天国で暮らしている。 ココ最近の天界は、常に雨が降っていて、気持ちが落ち込んでいる。何かをずっと欲していても、何が欲しいか分からない。生きてた頃にあったメイク用品かな。それとも家族? ある日、私と1番中がいい、若いお釈迦様が言ったの。 「夏希、あなたは今日面会があります。私についてきて、天と地の境目、【三途の川】に来てください。」 「私、そこ行ったことあるから、一人で行けるよ。」 「いえ、【三途の川】は一面に花が咲いており、その花は毒を持っております。危ないですので、私が注意しながらそばにいますね。」 三途の川まで来た。すると、川の向こう岸から、「柊斗」って同級生の声が聞こえた。 「元気?柊斗だよ。お前の恋人。あんな簡単に事故でいなくなるなんてなぁ。 今クラスメイト全員と先生が来てるんだけど、代表で俺が来てるねん。 あ、俺、金なくてさ。事故が起きる前にゲームのカード買わなきゃ良かったなぁ。あはは。だから、花買えなかったんだよ。先生に買わせるのも失礼だから、クラスで折り紙の花折ったんだ。 香りはしないから、もう1つ、俺らが共有してたマフラー、夏になるまでここ置いとくよ。寒いだろ?俺、これ常に持ち歩いときたかったけど、夏希が寒いから、冬の間は兄ちゃんのお下がり使うわ。 また来るでな。」 「待って!」 私は勢いよく言ったおかげて、華奢な体が川に投げ飛ばされそうになった。 お釈迦様が支えてくれてなかったら、カナズチな私が天界でまた亡くなることになってしまう。 「すいません、ちょっと吐き気が…」 柊斗が言うと同時に、川の向こうに立っていた。 「柊斗」 「夏希!」 「ありがとう。マフラー、大切に使うね。」 「…おう!」 彼はいなくなった。引き換え、空が晴れた。快晴だ。雲ひとつない。 きっと私が欲しかったものは、コスメでもなく、家族でもなく、愛、孤独から抜け出すことだ。 今、自分の恋人は何をしているだろう。 今、好きな人は何をしているだろう。 俺、私は 大事な人のために明日を生きよう。
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
いいね!
年下だからタメで書くよー! すごくいいっー!! やっぱり愛って大切だね! 私も恋頑張ろーっとwww