髪と恋
紗智……さち 千歌……ちかちゃん 遼河……りょうが 「お前の髪ボサボサだよな。観察しがいがあるわ」 「………は?」 「だーかーら髪ボサボサって言ってるの。ほら上の髪とかやばい」 カッチーン! な、な、な…………っ 「遼河悪口言うのもいい加減…」 「紗智こっち来てや!」 ちかちゃんに呼び止められる。 「ど、どーしたのちかちゃん。まだ時間あるけど……」 「いいからっ!来れ言うたら来い!」 後ろを振り返ったけど遼河は別の男子と話をしていた。 それにしてもちかちゃんがこんなに意見を通したがるのは初めてだ。 言われるがままついていった。 「紗智、あんた寝癖直してへんよな。ボサボサやで?」 「いやぁ~うーん…まぁ…とかしてる…」 「とかせてへんよ!髪と顔は女の命!覚えとき!」 「は、はいっ」 「とかすから動かんといてな。動くと痛いで?」 「は、はいっ」 ちかちゃんは白いくしを取り出し私の髪をとかし始めた。 スッ、スッ、スッ… 髪をとかす音が響く。 ちかちゃん上手…… 魔法みたい。 ちかちゃんと私だけの、魔法の時間。 2人きり。 妖精が私に魔法をかけてくれてるみたい。 「紗智!」 ビクッ! 「な、なぁにちかちゃん?」 「もしかしてこれハチマキ?何で髪につけとるの?」 「へ、ヘアバンドの代わりになるかな、と」 「なるかぁ~い!なるわけないやろ!ただの応援団やで?紗智は顔は可愛いんだからしっかりせな。せっかくの顔が台無しになるで」 「は、はいっ」 スッ、スッ、スッ… ティンカーベルが魔法をかけてる。 魔法を受けてる。 髪…… シャンプーしかしてなかった… 髪と顔は女の命。 覚えとかなきゃね。 「だっ!いたっ!」 頭が引っ張られた。 「あぁごめんごめん!ていうか紗智リンスしてるか?シャンプーしかしてないんちゃうやろな」 「シ、シャンプーのみでございます…」 「えぇぇぇぇ!?紗智リンスしてへんの!?いいか?あたしとの約束な?リンスするんやで!?」 「は、はいっ」 「もぅ…全く…」 スッ、スッ、スッ… さっきよりもサラサラになった感じがする… 軽快な音。 更衣室の匂い。 ちかちゃんの匂い…… スッ、スッ、スッ… 「紗智」 「んん?」 「遼河のこと好きやろ」 「ぶぶぶぶっ!ち、ちょいちょい何言ってんの!?」 「明らかにそうやんか。騙せると思ったら大間違いやで?」 「ややややや!違うってば」 体育の時「邪魔。」と言った遼河。 「隅っこにいろ」と言った遼河。 動画みたいに頭に流れる。 ま、まさか、好きなんてっ… あんな冷たくて冷淡な奴のことなんかっ… 「よっしゃぁ!できたで紗智!千歌特製(?)髪型の完成や!」 鏡を見てみる。 「わお……!凄いちかちゃん!ボサボサの髪がこんなに生まれ変わるなんて!」 い、一応恋バナは終了…かな。 「帰ろっか紗智!あ、次体育?早く着替えなあかん!」 バタバタと廊下を走るちかちゃんの姿。 私も追いかけようとした。 「あ、ちかちゃんくし忘れてる」 水道の近くに置いてあったくし。 チラリと鏡を見ると顔を真っ赤っかに染める自分の姿が見えた。 ゼィ、ゼィ、ゼィ…… やっと書けたーっ! ご挨拶遅れました詩暢です! 初めて物語書きました! 変なところあったらスミマセン 感想いただけると嬉しいですっ!
みんなの答え
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誰が何を言ってるのかわからない…
タイトル通りですが、誰が何を言ってるのか全くわかりません。。 「」の前に、言ってる人の名前を書いた方が良いですよ。 例えば、紗智ちゃんが「………は?」と言ったのであれば、↓ 紗智「……は?」 と書いて、と言うことです。