春よ、恋
まだ寒さの残る三月の夕方。 赤く染まった空はまるで恋をした乙女の頬のようである。 「ちょっと待ってよ、舞。」 「もう、早くしないとあの店員さんいなくなっちゃうよ。」 中学生の舞、私は超がつくほどの大親友である。 今は舞が恋をしているというコンビニの店員さんを一目見てやろうと私が下校中、そこに行こうと提案したためそのうわさのコンビニにいく道中である。 「はぁ、はぁ。どれだけ遠いのよ、そのコンビニ。」 「んーとね、あと五分くらいでつく!」 待て、と私は考えた。 コンビニに行くまで今まで約三十分掛かっている。 まったく、この子はどこのコンビニに行っているんだか。 やや呆れつつコンビにまでの道をたどっていった。 「ついたよ!」 やっとだ。やっと着いた。 そこは桜の木が沢山ある桜並木の道路だった。 今までこんな場所知らなかった。 だが、ここまで結局四十分。 疲れた。だが彼女の言うイケメンがやっと拝めるのだ。 だが人生、そんなに甘くなかった。神などいなかった。 爆弾が弾けたのだ。 「あぁー!もう居ないじゃない!」 「え。居ないって。誰が」 「例の彼よ。もう彼帰っちゃったっぽい」 「はぁー?」 結局私はここまでランニングをしただけとなった。 何のためにここまで四十分かけてきたのだろうか。 そう思ったとき、イケメンが私の目の前を通り過ぎた。気がした。 「ちょっとちょっと」 「なに?」 「彼かも。あの男の人。」 彼よ、彼。と言いながら舞が指を指した人は、 高身長、フォーマルな格好をしている。後ろ姿でもイケメンだと分かるオーラを纏っていた。 しばしその後ろ姿に見惚れていると、 「あっあの、」 気がついたら私は彼に話しかけていた。 「...はい......?」 彼はゆっくりと振り向いた。 イケメン。イケメンだ。 彼の周りに花が咲いていた。輝いていた。様に見えた。 瞬間私は恋に落ちた。顔に熱が集まる。 「え、えっと...な、何でもありません。ごめんなさい」 話すことを決めていなかった私は紅潮しながら謝った後足早に舞の元へ戻った。 ポツンと残されたイケメンは「なんだったんだ」そうつぶやいて真っ赤な太陽の下に消えていった。 「ちょ、何話しかけてんのよ。」 舞が怒り気味に聞いてきた。 「ごめん、私も彼に恋しちゃったかも」 彼の消えていった方向を見ながら聴こえるか聞こえないか位の声で呟いた。 桜並木のど真ん中。舞は私の方を見て呆然と立っていた。
みんなの答え
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無題
三回も申し訳ない... ですがこれで最後にします。 一般的に作品名に著作権は付かないそうです。 ただ長すぎる題名(例:このすば)←全部は書きません など丸々パクるのはさすがに駄目なようです。 事実、「アイデンティティ」と言う曲名は何個もあります。 その他にも曲のフレーズ(例:愛してる)などを拝借して使うことも大丈夫なようです。(同じフレーズが使われている曲はたくさんありますよね。) 異口同音、同音異口の曲名、題名、フレーズを拝借して使うのも良いらしいですよ。 私自身、著作権についてすべて分かっているわけではないので間違えている所、足りないところなど在るかもしれませんが一応調べたところこの様なことが記載されておりました。
無題
それって どこかで聞いたことある曲名ですね。 こういうのは…いいんでしょうか?