恋愛物語
「はああっ…」 私は、大きなため息をついた。片思い中の彼は、イケメンで優しく、それでいて天然で、一緒にいると楽しい、私の幼馴染だ。いわゆる「王子様」タイプではないのだが、すごくモテモテだ。私はもともと王子様タイプが嫌いで、なんであんなカッコつけたヤツがモテるのかという疑問さえあり、王子様タイプではない彼はちょうど私のタイプなのだ。しかし、彼女がいるという噂もあり、きっとこの恋は儚く終わるんだろうなと思っていた。その状況が変わったのは、中2の6月のことだった。 「ねえ、結花。」 「えっ、あ…うん、どうしたの?」 「えっと、あの、土曜日に…バッ、バラ園に行かない?」 (えぇぇっ!?バラ園!?なんで?) 「はあ、まあ良いけど…もうすぐテストじゃん。大丈夫なの?」 「カフェスペースで勉強しようよ…一緒に。」 (一緒にっ!?やばい、服とかどうしよっ!!) 「い、良いよ…」 「あっ、乗り気じゃないっぽいね…大丈夫だよ、無理しなくても。」 「あっ、いや、めっちゃ嬉しい!ありがとう。」 そうしてバラ園に行くことになってしまった。 そして土曜日。約束通り、待ち合わせ場所に行き一緒にバラ園に入った。美しい花と良い香りに包まれて歩き始める。 (何話せばいいか分かんないよ~。) 戸惑う私を見て彼は言った。 「綺麗だねー。」 (へ?…もしかして、私のことぉ!?) 「あ。バラのことだからね…」 「ああ、そう…」 (期待した私が恥ずかしい…) 「あ、あのさぁ…今日は言いたいことがあってデ…誘ったんだ…」 デしか聞こえてないけど、デートと言いたいのかな、なんて思いつつ 「何?」 と言う。あんまり顔が赤いので「クスッ」と笑いそうになり、こらえる。 「あ、えーと、あ、あの、えと、うーん…」 「クスッ、クスクス…めっちゃ顔赤いよ、光太。」 「ゆかぁ、笑うなぁ!」 「く…ふ…あははははははっ!!」 私はつい、笑ってしまった。すると彼も 「あはっ、あはははははははは!」 と一緒に笑った。 「こんなに笑ったの久しぶりだね。」 と彼が言い、私も 「ホント、久しぶりね~。」 と言う。きっと、恋心を抱いてからは緊張して笑えなかったのだ。 「彼女がいるとかいう噂があるけど、俺さぁ、彼女とかいないんだ。」 「えっ!?ホント!?」 「ホント、ホント。それでさ、俺今好きな人がいて、」 (私だったら良いのにな…) 「結花なんだ。」 「えっ…えぇぇぇ!!!わ、私ぃ!?」 (ホントに私だった…) 「だから結花、付き合って下さい。」 「はい…!」 こうして私たちは付き合い始めたのだった。 この話の感想を書いてください!
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笑顔
二人が一緒に笑うところで ついつい私も一緒に笑ちゃったw こういう場面好きだなぁ
おっ
私、ティアラなんですがなんか紫耀くんみたいでより楽しめました!バラって所、いいですね。きゅんきゅんしましたよー♪