みんなの色。
みんなの色。 色…。 そう、人には色んな人がいる。 それは四字熟語にも「十人十色」と表記されている。 この世はみんな色で、できている。 自分は何色なのか自分でも知りたい、 そんな事を考えていたのは吉田彩葉。 彩葉は都内の小学校に通っている小学5年生だ。クラスではあまり目立たない暗い少女だった。一方、クラスではリーダー的な存在の鈴木颯人はとても明るい少年だ。現代の言葉で例えると彩葉はいわゆる陰キャ。それに比べて颯人は陽キャだ。陰キャ、陽キャ。それにしても現代の言葉はとても発達している。話は置いといて、クラスでは国語の授業が行われていた。今日の国語の授業は「自分の色について考えよう」という題だった。明るい人のイメージの色は赤やオレンジなどを思い浮かぶだろう。一方、暗い人のイメージの色は青や黒が思い浮かぶだろう。決してこの色が絶対とは限らないが大半の人がこれを思い浮かぶだろう。クラスの中でリーダー的な存在の颯人は自分は「赤色だと思う」と発言をしていた。元気な人、リーダー的な存在というのは確かに赤やオレンジ色が似合う。その頃、彩葉は発言をせずに耳だけを傾けて意見を聞いていた。授業の終盤、今日の宿題として作文用紙に「自分の色について」を考えてくることになった。 帰り道彩葉は、1人で国語の宿題の事についてずっと考えていた。そう考えているうちに家に着いた。自分で考えたが少ししか思い浮かばずお母さんに聞いた。「お母さん、私の色って何色なの?」そうお母さんに聞くと、お母さんはこう答えた。「オレンジ色でしょ。だって彩葉は優しい女の子でしょ?」と彩葉が思ってもなかった回答をお母さんは言った。思わず彩葉は「本当に?」と言った。お母さんは「本当よ。」と答えた。リーダー的存在ではなくても人は優しい、一緒にいて楽しいとかだと色は明るい色だと言うことをお母さんは言いたかったのだろうか?見た目が地味、クラスで暗い存在だからと言って全員が青や黒など地味な色ではないと言うことも伝えたかったのだろうか?それは未だ嘗てわからない。それから、彩葉はお母さんが教えてくれたことをもとに作文を書き進めた。自然とその時には鉛筆が動いていた。 次の日学校で、国語の授業で作文を発表する時、彩葉はいつもにまして明るい表情で手を挙げて発言をしようとしていた…。
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
そうだよね!
たとえクラスで目立たないからといって暗い色っていうわけではないよね! 良い小説をありがとうございました!