夕日の差し込む教室。
失恋。私の恋が終わった。 私は日曜日、幼なじみの健に告白した。 『小学生の時からずっと好きでした。 私と付き合ってください。』 『それは...できないよ。』 今思えば、笑い話みたい。 健は学年1でモテているし初めから 私とは釣り合わなかったのかな。 はーあ。明日学校、行きたくない。 ~次の日~ 『ねー桜ー』 『どうしたの?』 『連、桜のこと好きなんだって。』 『連って...あー健と仲よしな人か。』 本当はうれしく思えるんだろうけど、 今は全然なんとも思えない。 健に、フラれちゃったんだもん。 『桜!』 『あ、連じゃん。』 その日の放課後、私は係の仕事で、 教室で残っていた。 『大変そうだね、手伝おうか?』 『いや、大丈夫。ありがとう。』 『ふーん。』 沈黙が流れた。そういえばさっき友達が 連は私が好きとか言ってたっけ。 そのこともあって、気まずいなー。 『桜って好きな人いるの?』 『...うん。まーフラれちゃったけど。』 『まさか、健?』 『え、何で知ってるの?』 健のこと好きなこと、誰にも言ってないのに。 『健が昨日LINEしてきてさー。』 『うん。』 『『俺がずっと好きだった女の子に告白 されたんだ。でも、俺よりそいつを大切に 出来る仲よしな友達がいてさ。そいつに譲る。』 って言ってきたんだよね。』 『う、うそ...ずっと好きだったって...。』 私は涙が止まらなかった。なんで、なんで、 そんなに優しいの。健の気持ち、知りたかったのに。 『連のことも大事だったからだよ。』 この声は。 『健!部活行ったんじゃなかったのかよ。』 『んー。話し声が聞こえたから気になった。』 『てか、何だよ。俺のことも大事だったからって。』 『連の恋、すげー応援しててさ。絶対にうまくいって ほしかった。でもその相手が桜だって知って、 すげー悔しかったし、何でって思ったし。』 『それ、もっと早く言えよ!』 『言えるわけねーだろ!連も大事なんだよ。 恋がうまくいって、幸せになってほしかったから。 でも昨日桜に告白されて、すげー嬉しかった。 付き合いたかった。でも。連に申し訳ないだろ...。』 私は泣いていることしかできなかった。 健がそんなに無理していたなんて。 『言えよ。今のが、俺に申し訳ないことしてんだよ。 ぶつかってこいよ。俺も桜と同じくらい健のこと好きだし その気持ちは受け止めるよ。』 『連...。』 『好きな奴の応援したい。だから、健。もう 本当のこと言ってあげな。桜。健のこと応援する前に、 ちゃんとフラれたいから言わせてね。』 『...はい。』 『桜が好きです。付き合ってください。』 『ありがとう、連。嬉しいよ。でも私にはすごく 大好きな人がいるの。だから、ごめんなさい。』 言っちゃった。...ごめんね連。 連の気持ちすごく嬉しいけど、ごめんね。 『あー!俺、泣きそう。クールダウンするね! おい健。桜のこと幸せにしろよ。俺は大丈夫だから。 絶対...しあ...幸せにし...ろよ。』 連は教室を飛び出した。 『なんか俺、間違ってたみたいだな。ごめん。』 『健...。』 『もう、我慢しない。俺はずっと前から桜が大好きです。 俺と、付き合ってくれる?』 『うん!よろしくお願いします。』 そのあと、健は私を強く抱きしめ、夕日が差し込む 教室で、優しいキスをかわした。 失恋だと思った恋が、赤い糸で結ばれた。
みんなの答え
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わぁー!!!鳥肌たったぁo(^o^)o
失恋したのに、それが恋って・・・くぅぅぅぅぅ!!!!!良かったです!!!