友達だけど、ゆずれない
「おはよー!」 親友の來愛が、声をかけてきた。 「おはよー、來愛!」 來愛は、クラスで一番可愛い。いや、学年一…もしかしたら学校一可愛いかも。くっきりとした二重まぶた、栗色のサラサラでふわふわなロングヘアに、雪のように白い肌。來愛は、1年前にうちの学校に引っ越してきた。でも、あまりの可愛さに女子からは気に入られず、女子の中でリーダー的存在の秋花がみんなに來愛を無視するよう指示したせいで、今ではみんなから無視されている。私は先生に相談するように言ってみたんだけど、來愛には自分に原因があるかもだから、まだ言わないで。と止められた。なんで…來愛が可愛いからみんなにいじめられてるだけで、來愛が悪い事なんてひとつもないのに…でもそんなこと言ったら、來愛は混乱するに違いない。もっと自分に自信を持ったらいいのに。 自分の話になるけど、私には付き合っている人がいる。名前は太陽。すごく幸せなのに、胸が苦しい。それは來愛が太陽のことを好きだからだ。ホントは付き合う前からそれを知ってた。だから、太陽のことを好きでも來愛に言わなかった。太陽とも、なるべく近付かないようにして好きって気持ちを必死に押し殺そうとしてたけど、太陽に告白されたときは、もう無理だった。ずっと好きだった人だったんだもん。こんな自分、最低。大嫌い。親友失格だよ。來愛が知ったら、なんて言うだろう。もう親友じゃなくなっちゃうのかな?でも、嘘をつき続けるのもダメだ。もう言おう。できるだけ明るく。來愛が太陽のことを好きだったのは知らないふりをして。 ーーー 「あのさ、私、太陽と付き合うことになった!」 ごめんね來愛。でもさ、好きな人はゆずれないよ…
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これはもしや…
あの、これって「さよなら、初恋」の唯那ちゃん目線の物語ですよね!うわぁ!こういうの大好きなんです!ありがとうございます!