泣かないで、笑ってよ。
私の名前は優莉早紀。 苗字がゆうりなんて珍しくてダサいと思う。 突然だが私には好きな人がいる。 同じクラスの藤宮颯汰。 同じ班だしある程度仲は深められたけど…… 告白する程距離は縮まってない。 挨拶をして会釈して終わり。 あとは班活動の時だけ。 もうすぐ席替え。 彼と近くになれるか分からない。 今かもしれない。 今じゃないとできないかもしれない。 かといって直接言うのも少し躊躇(ちゅうちょ)するから手紙にした。 近くの席だから置きやすいし。 手紙には 好きでした。付き合ってください。今日の放課後、体育館裏で待ってます。 とだけ書いた。 グダグダしてるのは嫌だし。 直接言うのも躊躇すると言っても結果は早く知りたい。 それくらいの勇気ならある。 早速彼の椅子の上に手紙を置き、足早に教室を出る。 今のところ誰にも気づかれていない模様。 グッ。 心の中でガッツポーズ。 本題は好きか嫌いかなんだけどね。 そして待ちに待った放課後。 体育館裏で待っていると颯汰が来た。 目をチラチラさせながらこちらへ向かってくる。 「えっと……その……告白の返事のことだけど……」 颯汰は気まずそうに言う。 神様、今日、この瞬間だけでいいです。 颯汰、私のことを好きになって…… 「ごめん。早紀さんのこと、そんな目で見られない。でも、友達としてはいて欲しい。頼りになるから。……」 ……………… 冷たく、暗い沈黙。 沈黙を破ったのは彼だった。 「じゃあ……俺、部活あるから。早紀さんも早く行ったほうがいいんじゃない」 そう言い放ちそそくさとその場を離れた。 それからの行動は覚えてない。 唯一覚えていたのは部活の顧問の先生の話を全く聞いていなくて「優莉さんらしくないわね」と言われたこと。 部活の記憶はほとんど無かった。 帰り道。 私の気持ちを嘲笑うかのように土砂降りの雨が降り出した。 あいにく傘は持っていなかった。 冷たい大粒の雨に打たれて私は泣いた。 私のバカ。 振られるなんて知ってたでしょ? 可愛くもなんともない私のことを好きになる人なんてどこにもいやしない。 思えば思うほど涙が溢れ出た。 もうだめ。 自分が壊れる。 誰かを好きにならない。 ならせない。 私のバカバカバカッ! クラスの人気者の彼が私の方を振り向いてくれるわけがないじゃない! どうせ陰よ。 陰キャよ。 笑わせないで。 自分に何を期待していたのっ! 「早紀……さん?」 聞き慣れたふんわりとした声。 見上げるとそこには彼がいた。 「早紀さん大丈夫?びしょ濡れだよ?え………もしかして早紀さん泣いてる……?」 ! 「やっ、やだっ。泣いてない、泣いてないって」 泣くな、泣くな、泣くなっ。 脳に言い聞かせる。 でも自然にポロポロ涙が溢れる。 「えっ……ちょっ、まっ…」 「ごめんねごめん本当にごめんなさい、帰ってよ、いいから帰ってよっ!」 彼の温かい指が頬に… 「早紀さんは笑ってたほうが可愛いよ。泣かないで、笑ってよ。ね。」 指で涙を拭き取り、 「はい、傘。持ってないんでしょ?予備用のやつ貸すから。明日返してくれればオッケー。あと」 少し考え込み、 「俺は早紀さんのこと、嫌いなわけじゃないよ。早紀さんの真っ直ぐなところ、好き。ずっと友達でいようよ。というかいさせて。じゃあ。風邪ひいちゃうよ。」 そう言って彼は走り出した。 そうだ。 嫌われたんじゃない。 早紀、明日があるよ。 一歩、踏み出そうよ。 私も走り出した。 雨は止んでいた。 こんにちは。 cartaちゃんです。 初めて小説書きました…… 下手でごめんなさい…… 典型的なやつになってしまいましたがコメントくださると嬉しいです。
みんなの答え
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イケメン(*´∀`*)
うちの学校にもこんなイケメンがいたらなぁ なんて考えちゃいました 典型的なやつではあるけど、普通に面白くてキュンキュンしました (●^o^●)上手く表現出来ませんでしたが ぜひまた書いてみてください!! 楽しみにしてます(=^・^=)
面白かったです(*´▽`*)
こんちは!はるかぜです(*^^*) すごく面白かったです!(語彙力は消えました)私にもこんなこと起きないかなーw つーかこんな素敵な男子がまわりにいない(ToT) あと、一ついうと最初の二行、名字のことはあまり物語に関係ないと思うので必要ないと思うよ! またcartaさんの作品みたいなー!