俺の彼女は吸血鬼!?(ホラー)(長文)
『───専門家は、吸血鬼と私達人間の 違いの解明は難しいとのことです。 また報道があれば、お伝えします。』 テレビでは、若い女性アナウンサーが 緊迫した表情で、そう告げる。 三月の終わり頃から、この報道が続く。 俺「バカらしい。嘘に決まってんだろ」 俺は「須藤 海斗」。俺には彼女がいる。 彼女の名は「杞憂 月」。 ≪ピンポーン 玄関の方で、インターホンが鳴る。 彼女が来た。俺はテレビを消してから、 玄関に向かって行き、ドアを開ける。 俺「はい。…お、ツキ。いらっしゃい!」 月「あ、住所ここで合ってた~! あぁぁ、良かったぁ…(о´▽`о)」 俺「あはは。この辺で迷う所ある?ww …あ、3時まで兄貴居るんだった。 ごめんツキ、3時まで我慢して」 月は笑顔でコクコクと小さく頷いた。 …相変わらず、めっちゃ可愛いな。 俺「あ。…お菓子無いんだった。 ごめん、急いで買ってくるよ」 俺はお菓子が無いことに気付き、 一人でコンビニに向かった。 レジで会計を済ませ、急いで家へ。 15分で戻った俺は、 月が待っている俺の部屋に入る。 そこには、月と兄貴がいた。 本当は「何で兄貴が俺の部屋に?」と 聞くけど、そんなのどうでもいい。 ──兄貴の顔がなかったからだ。 兄貴の首は、乱暴に引き裂かれ、 そこから大量の血が流れている。 月は兄貴の前に座り込み、泣いていた。 何故泣いている? まさか、この部屋に吸血鬼が── ──そう思ったときだった。 月の涙が紅いことに気が付いた。 でもおかしいのは、それだけじゃない。 爪が伸び、歯が銀色に尖っている。 俺は月が人間じゃないと悟る。 信じられないけど、月は"吸血鬼"── 月「あ、ぁ、海、斗 く、ん…」 俺「ち、近寄るな!」 月「海斗く んの お兄 さん、 食べちゃっ た。ご めんな さい…」 月は葛藤しながら、紅い涙を流しながら 俺に噛み付く。 月の鋭く尖った歯が首に刺さる。 怖くなった俺は月に背を向け、 走って家から逃げた。 どうしよう、どうしよう、どうしよう。 あれは、吸血鬼。だとしたら、警察だ。 でも、あの涙を嘘だとは思えないんだ。 月は本当に苦しんでる。後悔している。 それなら、助けるのが俺の役目なのか。 考えていると、交番に着く。 俺、今なんで交番に着いたんだ? 助けられないと知ったからか。 それとも助けたくないからか。どっち? ──多分、どっちもだろう。 俺には無理だ。月、ごめん。 ───俺は月の彼氏失格だ。さよなら。 「こんにちは警察さん。そして──」 "ガブッ" 「──さよなら」
みんなの答え
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すごい
同い年でこんなにかけるのは、すごい!この世の中に、吸血鬼はいるのかな?いたら怖い。ゾクゾクしながら読ませていただきました。素晴らしい!!