ジェリーフィッシュ イン ザ アクアリウム
ジェリーフィッシュとは クラゲ(海月、水母)のこと。 深い、深い青の空間。 そこに青白く光るジェリーのような生物が無数にフワフワと漂っている。 ここは大きな水槽がいくつも置かれている水族館のコーナーである。 ほとんどライトが点いていない真っ暗なこのコーナーに良く映える幻想的な生物の正体。 それはジェリーフィッシュ、つまりクラゲである。 なぜジェリーフィッシュと呼ばれているのか、 それはクラゲの形や弾力性のあるゼラチン質の体、そして優雅に泳ぐ姿がまるでジェリーの様であるということでジェリーフィッシュと命名されたのである。 クラゲと言えば青白い光を放っており長い帯のような美しい触手をひらひらとさせている姿を想像するだろう。 それだけではないのだ。 中には緑色に発光する固体も、まるで地球外の生物のような見た目の個体など、その数ざっと4000種。 最早すべての固体に出会うのはほぼ無理な話である。 そんなクラゲだがほとんどの人がその繁殖方法を知らないのではないだろうか。 固体によってその繁殖方法は異なるが、よく「クラゲ」と紹介される「ミズクラゲ」という固体の繁殖方法はこうである。 ミズクラゲの雄と雌が受精した卵(有性生殖)から「プラヌラ」と言う幼生が生まれる。 そこからプラヌラは海中の岩にくっつき「ポリプ」という小さいイソギンチャクのような触手を生やしてさらに成長する。 その触手で餌のプランクトンを取ってたべるのだ。 そしてだんだんと自分の分身を増やしていく(無性生殖)。簡単にいえば分裂するのだ。 ここまでで分裂したポリプが縦に重なった状態になる。 水温が下がると縦に長く伸び、くびれ始める。そのくびれがクラゲの皿になっていく。 この状態を「ストロビラ」と言う。 そのストロビラになると次は上から順に剥がれていく。 つまりやっとクラゲの「こども(エフィラ)」になるのだ。 このように長い過程を終えやっと立派な大人クラゲとなる。 ぜひ、水族館に行ってクラゲを見るときはこの事を少し思い出しながら観てみてほしい。