【短編小説】チューリップ
僕は米谷海斗(よねたにかいと)。大学3年生。 僕には彼女がいた。 今日は彼女と僕の思い出話をしようかな。 彼女と初めて会ったのは、中学2年生の時。 僕が通う中学に転校してきたのがきっかけだった。 たまたま同じクラスでたまたま隣の席になって。 たまたまの連鎖だった。 いつの間にか、彼女に惹かれていた。 彼女は大人しいが、優しく、笑顔が素敵だった。 そんな所に惹かれたんだと思う。 告白したら、OKをもらえて、付き合うことになった。 でも、僕は彼女の事をまだ何も知らなかった。 同じ高校に行った。 僕は彼女と同じぐらいの学力だったから。 幸せだった。あの時までは。 彼女が突然、倒れたんだ。 倒れるまでは元気で笑顔だったのに。 病院に行く時、付き添った僕は事実を知らされた。 彼女が『膵臓がん』って事を。 膵臓がんは死亡率が1番高いがんらしい。 僕は泣いた。泣くしかなかった。 彼女は入院することになった。 僕は毎日、お見舞いに行った。 苦じゃなかった。たまに勉強して、たまに散歩して。 でも、彼女は日に日に痩せ細っていった。 僕は気になっていた。 手術で治るのじゃないかと。 彼女の主治医に聞くと、彼女がそれを拒んだらしい。 どうしてかは分からなかった。 だからといって、彼女が嫌になるなんて事はなかったよ。 彼女の決めた事だから。 僕は毎日、お祈りしていた。 『早く良くなりますように』ってね。 でも神様は味方してくれなかった。 彼女はついに余命宣告をされた。 でも、彼女は泣かなかった。 ある日、彼女が『もう別れて。』と言った。 僕は首を縦にふった。ふりたくなかったけど。 それが彼女の決めた事だから。 病室から出て行こうとすると手紙と黒いチューリップが渡された。 僕は黒いチューリップの花言葉を知っていた。 でも、そのメッセージは無視したよ。 手紙にはたった一言。 『ありがとう』だって。 彼女らしかった。 次の日、彼女が亡くなったことを噂で聞いた。 あえて、彼女のご両親にも会いに行かなかったし、 彼女の葬儀にも行かなかった。 今日は彼女の命日。 僕は彼女のお墓に紫と赤のチューリップを置く。 作者のブルーです。 さぁ、問題です。 紫と赤のチューリップの花言葉は何でしょう? 感想・アドバイスをお願いします。
みんなの答え
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……
凄くいい話で感動する……! 花言葉とかそういう系の小説泣いちゃうんだよね…(体験談) 凄いこの小説好き!
花言葉~!
花言葉、悲しすぎます。でも、米谷海斗さんほんっとうに彼女さんのことを愛していたんですね!
知っとる!
赤:愛の告白 紫:永遠の愛 黒:私を忘れてください だね,,,,,,,
か、、悲しい、、
早速調べてみました!黒いチューリップの花言葉が、、悲しすぎる、、こういうタイプの小説大好きです!また小説書いて下さい!さよなら!